私が終わってから数秒後
合わさった手をゆっくり下げる
彼が私の様子を見ようとこちらに目を向ける
1度優しく微笑んで
そういった 。
寒いこの空気は彼の笑顔に勝つことは無かった
だからもちろん私の顔には
熱が溜まっている
神社の行く道にある複数の屋台
ローレンの隣に並んで
他愛ない話をする
少し意地悪に笑うけど
冷たい手で私の手を軽く引っ張る
半ば強引にストップを食らった
屋台は食われるためにあるんだよ !!!!!
図星をつかれ
ウグッ とダメージを受けるような素振りをする
焼き物系屋台に並んで順がくる
「 はーい ! 」
「 おっ おじょーちゃん可愛いねぇ ! 」
「 そっちは彼氏さんかい ? 」
「 いいねぇ
美男美女やの 〜 」
「 なっははは 笑 」
私の言葉におじさんは豪快に笑う
「 ほい1200円 !!
と言いたいところだけど 」
「 君たちにはおまけやおまけ !! 」
それに続け600円だとおじさんは言った
おはです(
朝更新めっちゃ久しぶり
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。