次の日 、休み時間に 教室で、僕は
ノートを落としてしまった
たまたま通った人に 声をかけると
あなたちゃんだった
差し出された手に、少し触れてしまい 、
顔が赤くなるのがわかる
「ありがとう」とだけ呟く僕に
あなたちゃんは にっこり微笑む。
その言葉に、剣持の心臓は少しだけ跳ねた
昼休み 、友人のひなみが小声で近づいてくる
思わぬ一言が ひなみの口から出て困惑する
とうやを疑うような口調に 私は少しだけムッとする
いつの間にか 私は ひなみと言い合いになっていた
さらに、翌日の授業中、
担任の先生も小さな心配を漏らす
でも、先生の鋭い視線は剣持の動きを
じっと見ていた。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。