〜ポートマフィア本部〜
ある一室の机に着き、書類作成を行っている
派手な髪色に、鮮やかな青い目の青年がいた。
そう、ポートマフィア五大幹部が一人、
重力遣いの中原中也だ。
その傍で書類の作成を手伝っている黒髪の少女は
中也の補佐兼彼女の霧崎凛夢だ。
二人は、以前行った殲滅任務の報告書を
作成していたのだ。
すると、凛夢が終わったのか、書類から
顔を上げて中也を呼んだ。
そうして、二人は部屋を出ていった。
〜首領室〜
首領の執務室で、金髪のに蒼眼の少女と、
黒髪の中年男性がこんな会話をしていた。
何も知らない者から見たら、中年の男は
ただの幼女趣味である。
しかし、この男こそ、ポートマフィア現首領の
森鴎外であった。
金髪の少女は、森鴎外の異能生命体のエリスである。
すると、執務室の扉が叩かれた。
中也は資料を置いて、部屋を出た。
中也が部屋を出たあとも、森とエリスの言い合いは
続いていた。
廊下で一人、そんなことを呟いた中也に
誰かが声をかけた。
それは、中也と同じポートマフィアの五大幹部が
一人、女傑、尾崎紅葉だった。
紅葉は、中也の顔を見てから、少し口を開いた。
紅葉はそう言って中也に微笑んだ。
その言葉を聞いて、中也は目を少し見開いて固まる。
そのまま、中也は紅葉の背中を見送った。
中也の中には、紅葉の言葉が響いていた。
ー休憩室ー
凛夢が休憩室の扉を開けると、そこには
芥川龍之介、白露鈴乃、樋口一葉、立原道造、銀、
広津柳浪がソファに座っていた。
そのまま、樋口は給湯室の方に入って行った。
樋口が給湯室から戻ってきたと同時に、
中也が休憩室に入ってきた。
それを聞いた瞬間、全員が思った。
嗚呼、一番大変なのは彼女なのでは…と。
そうして、部屋に残ったのは
凛夢と中也のみになった。
凛夢は中也に促されるまま近くのソファに座った。
そして、中也はそのまま凛夢の膝に頭を落とした。
そして、中也は規則的な寝息を立てて
眠ってしまった。
そして、それから数時間の間、休憩室には
暖かい空気が流れていた。
休憩室から出た芥川と鈴乃は、廊下を歩いて
鈴乃の執務室まで来ていた。
すると、鈴乃は芥川を引っ張って執務室のソファに
倒れ込んだ。
小さく、けれどもちゃんとに聞こえる声で、
芥川の口から出た言葉に、鈴乃は頬を緩めた。
そしてそのまま、鈴乃は眠りに落ちた。
この時、芥川は太宰の事も、人虎の事も、
任務の事も自分の事ですら忘れ、ただただ自分と
共に眠っている者の事だけを考えていた。
そのまま芥川も眠りに落ちた。
二人が眠る執務室は、とても静かで、とても暖かな
空気に包まれている。
うるせぇさっさと終われ
それはお前の技術不足だよ
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。