最近仕事が忙しくて、
大学にも行けてなくて、あなたにも会えんくて
久しぶりに早く家に帰れてベランダに出るとあなたがいたから
めっちゃテンション上がったんよ!!
でも、
君は寂しそうにため息をついたから、
俺が笑顔にしてやりたかったんや。
俺が大好きな、君の笑顔に。
だんだん話していくうち、
自分の顔全体が真っ赤になっていくのが分かった。
途中から顔が真っ赤になるのを抑えるのに必死になって、
ちゃんと話せているのか、不安になったんや。
でも、
君は暗闇でも分かりやすいくらいに
顔が真っ赤になっていたから、
もしかしたら、
って、期待してしまう自分がいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。