第25話

19.若人の青春
307
2023/11/22 05:46
ぱらり
ぱらり
今日、短いです。すみません、ちょうどいい文字数にできないんです....


あなたside

五条 悟
五条 悟
失礼します、五条悟です
上層部
やっと来たか...五条 悟





ほんのすこぉーし遅れただけの悟に、コイツらは文句を言った。






(随分と心がお狭いんですね!)←こら


上層部
む?花宮 あなたも来ていたのか



悟の後ろから出てきた私に向け、言葉が放たれた。

あなた
…はい、失礼いたします
あなた
以前も申し上げました通り、
あなた
今は花宮ではなく水無瀬と名乗らせていただいております
あなた
以後、お忘れなく
上層部
あぁ、そうだったな


(忘れるのが得意なようで。老化ですか?)





心の中で呟いた本音は奥の方に押し込んで答えた。

あなた
この度は、五条悟があなた方にお会いすると伺い、
あなた
久しぶりにお会いしたいと思いまして此方に来させていただきました



本当は微塵も会いたくなかったが、上層部からの好感度を高めるために嘘をついた。




あなた
僭越ながら、わたくしめもお話に参加させていただきたいと存じておりますが、如何でしょうか?
上層部
構わんぞ

あなた
誠に御礼申し上げます



(てか、何について話すのか悟に言われてないんだけど)







(ま、いっか!コイツらのことだし、特に深い内容じゃないでしょ!)←



上層部
では、本題に移る


(お..)



上層部
特級過呪怨霊、折本里香、422秒の完全顕現


(あ、そのことか)



(てか、422秒って....細かすぎでしょ)




上層部
このような事態を避けるために、乙骨を君に預けたのだ



(あ、そーだったんだ)


上層部
申し開きの余地はないぞ、五条 悟


五条 悟
五条 悟
まぁ、元々言い訳なんてするつもり無いですし



いーぞー、悟ー、もっとやれー


上層部
何をふざけている!
上層部
折本里香があのまま暴走していれば、街一つ消えていたかもしれんのだぞ
あなた
まぁまぁ皆様、あの場には私もおりましたし
あなた
そうなれば私も悟も必死で止めてましたよ
あなた
なので、ご安心ください
あなた
あなた方に被害が及ぶことはありえません
上層部
し、しかし...
五条 悟
五条 悟
あのね、私らがあの呪いについて言えることは一つだけ
五条 悟
五条 悟
理解不能わ か ら な い
五条 悟
五条 悟
呪術師の家系でもない女児の呪いが
五条 悟
五条 悟
そうしてあそこまで莫大なものになったのか
五条 悟
五条 悟
理解できないモノを支配コントロールすることはできません


五条 悟
五条 悟
まぁ、トライ&エラーってね
五条 悟
五条 悟
しばらく放っておいてくださいよ


そう言って帰ろうとする悟。




その後を、私もついていく。


上層部
乙骨の秘匿処刑は保留だということを忘れるな
五条 悟
五条 悟
そうなれば、僕が乙骨側につくことも────
五条 悟
五条 悟
わすれずに



あなた
皆様、大変申し訳ありませんが
あなた
これについては私も悟に賛同いたします
あなた
私も乙骨側に付きますから、ご了承ください


上層部
......
五条 悟
五条 悟
ったく、野暮な年寄り共め
五条 悟
五条 悟
ああはなりたくないね
五条 悟
五条 悟
僕も気をつけよっと


悟は高専に向かい、サングラスを取って包帯を巻きながら言った。



あなた
悟、口が悪いよ
あなた
深ぁーーーーーーーく賛成するけども
五条 悟
五条 悟
あなたも、ああなっちゃだめだよ?
あなた
もちろん
五条 悟
五条 悟
ていうか、よくあんな奴らにあなたも敬語使えるよね〜
あなた
あー、もう慣れた
あなた
たまに自分で言っときながら吐き気がするときはあるけどね☆
五条 悟
五条 悟
星飛ばしながら言うことじゃないと思うけどな☆



五条 悟
五条 悟
ま、大体さ、若人わこうどから青春を取り上げるなんて
五条 悟
五条 悟
許されていないんだよ


悟は高専のグラウンドを走る憂太を見ながら言った。





憂太は息切れしながらも一生懸命グラウンド走っている。





真希と棘はそんな憂太を平然と追い抜かしていった。





パンダが、二人にあと一周であることを伝える声がこちらにも届く。





そんなみんなを見ながら、悟は呟いた。



五条 悟
五条 悟
何人なんぴとたりともね

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