第36話

#27
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2026/02/15 12:55 更新










馨side














深夜2時


なんとなく寝れなくて、今日の授業の復習をしていた







ピロンッ





並木度馨

スマホが鳴って、何かと見てみると、
あなたからだった


あなたからの連絡は珍しく、しかもこの時間帯


気になってlimeを開いてみた



並木度馨
っ...!!






「たすけて」












そんな一言が送られていた











あなたから送られてきたリンクを確認してみると






並木度馨
…え?
並木度馨
ラ、ブホ…?



凄く嫌な予感がした





気がつけば部屋を飛び出してあなたから送られてきた場所に向かって

走っていた






並木度馨
あなたっ、!






部屋に着き、勢いのまま扉を開ける



並木度馨
あなたッッッッッ!!
夢主
ぅえ…
夢主
馨…?




そこには泣いているあなたと、


複数の薬のシートが転がっていた



並木度馨
…どうしたの?
並木度馨
何があったの?



そう聞くと、あなたは言葉に詰まり
目を泳がせて焦っているような表情をする


夢主
っ…
夢主
外、でたの…
並木度馨
うん
夢主
そしたら、男の人に声、かけられて、
夢主
それで、
夢主
考えずに、ついてっちゃって…





あなたが、ぽつぽつと言葉をこぼす


どんどん瞳が潤んでいく

並木度馨
うん
夢主
それで、それでっ…
並木度馨
…うん
夢主
わたし、汚れちゃったよぉ
夢主
どうしよう…
並木度馨


どうやら、僕の嫌な予感は最悪なことに的中していたらしい


あなたを犯した男にも、なにも気づけなかった自分にも怒りが湧いてくる



夢主
うぅ…



目の前で声を殺して泣いているあなたを見て


無意識に抱きしめていた


夢主
っ、!…
並木度馨
…ごめんね、気づけなくって
並木度馨
来るの、遅くなっちゃった…
夢主
っ…
夢主
ちがうの、わたしが、わたしが…



夢主
ごめん、ごめんねぇ



なぜか、あなたが謝り出した


夢主
助けてなんて、いっちゃって…
夢主
馨はやさしいから、きてくれるってわかっていったの、
夢主
っ、なのに、
夢主
なんで、きちゃったの…
並木度馨
っ…


そんなことを言い出す

まさかそんなことを言われるとは思わず、つい言葉に詰まる



夢主
ほっとけばよかったのに、
夢主
こんなクズたすけてたって、なんもいいことないよぉ…
並木度馨


なんで、そんなことを言うのか、

自分のことを「クズ」だと卑下するあなたを見て、
胸が痛んだ

ほっとくなんて、できるわけないよ…


並木度馨
違うよ、あなた
並木度馨
僕が、助けたいから来たんだよ
並木度馨
それにあなたは、クズなんかじゃないでしょ?
夢主
っ…


そう言葉をかけると、
あなたはまた泣き出した

並木度馨
、笑


震えながら、自分のの服を掴むあなたの手が愛おしい


場違いだとわかっていながらも、
そう思ってしまう自分がいた








少しすると、だんだん震えも止まってきた



並木度馨
…落ち着いた?

そう、声をかける


夢主
うん…
並木度馨
大丈夫?
並木度馨
立てそう?


あなたの手を掴み、立たせる


夢主
うん、大丈夫…
並木度馨
…!


ふと、薬のシートが視界に映る


泣いているあなたに気をとられ、忘れていた


大量の薬のシート、ふらついているあなた、たどたどしい口調


なんとなく、気づいてしまった…


並木度馨
並木度馨
あのさ、あなた、
夢主
…?


聞くべきかどうか少し悩んだが、
今ではないと思った僕は、結局はぐらかした


並木度馨
…帰れそう?
夢主
…うん、かえりたい、
並木度馨
、笑
並木度馨
じゃあ、帰ろっか笑
夢主
うん、



あなたの荷物らしきものを持ち、ホテルを出た









寮への帰り道、あなたはずっとふらふらしていた



おぼつかない足取りで空を見上げるあなた




夢主
星、きれいだなぁ…
並木度馨





そう、呟くあなたは、今にもいなくなってしまいそうな、


そんな雰囲気を纏っていた











 


2回目の馨saidでした!!
皆さん、どうだったでしょうか?
予想、的中していましたか??
気になるけど、相手のことを考えて今ではないと思える馨さん、流石です…👍
こんな恋人が欲しいです…🥲🥲(by恋人できたことない主)


💗、⭐︎、💬よろしくお願いします🙇‍♀️🙇‍♀️






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