第12話

9話 いつか
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2024/11/12 07:45 更新
深澤辰哉
よろしくお願いします!

撮影スタジオにて。


自分の順番を持っていると、舘さんが隣に腰かけた。

宮舘涼太
…………………ねぇ
あなた

その様子は、どこか別人のような気配を感じさせる。

宮舘涼太
どうして、SnowManに加入したの?
あなた
………………………ぇ
宮舘涼太
さっきの答え、あれ嘘でしょ?
そんな簡単に真実を話すようには思えない
あなた
…………………わかっちゃったかー

舘さんがそんなこと言うなんて珍しい。意外と観察眼が鋭いんだ。

宮舘涼太
教えて
あなた
……………………

別に、教えるつもりなんてない。


…………………でも、少し種はまいておこう。

あなた
__________舘さん、人を
「殺したい」って、思ったことある?

宮舘涼太
_______________え


          冗談だよ。





宮舘涼太
ちょっと待って、殺すってどういうこと?
あなた
どうもこうもないって。ただ気になっただけ。
気にしないで
宮舘涼太
無理に決まってんだろ。
なんでそんなこと______

うるさい。あんたの問いに答えている時間はないの。


何も言えなくなったのか、ぐっと黙り込んでしまった。


いつも敵と戦っている時の目線を、彼にも同じように送る。

あなた
(そう、それでいいの)

平然とした顔で、私は話を続ける。

あなた
ここに来れば、
トップアイドルになれると思ったから
宮舘涼太
……………それ、
なんか俺らを利用してるみたい

その言葉に、私はふふっと悪魔の笑みを浮かべてうなずく。

あなた
卑怯だと思ってくれていいんだよ。
その覚悟で加入したんだから

裏切りもケンカも、私にとってはどうでもいいこと。


目的のための道のりが塞がれているのなら、強行突破するのみだ。

あなた
アイドル界の頂点をとって、
逢いたい人に逢いに行くの
宮舘涼太
それって、誰?
どうやって会いにいくの?
あなた
それは秘密。
ちょっと手を血で染めるだけ
宮舘涼太
………………笑えないって

彼の絶句する顔が、目に入る。


…………………少し、言いすぎたかもね。

あなた
命の次に大切なものを奪った、
そんなやつを許せると思う?

椅子から立ち上がって、正面を見据える。


その先にいるのは__________ポーズをとるふっかだ。

あなた
私は止まらないよ。
それに、誰にも止めさせない

必ず、この手で殺してみせる。


真実を、この目で確かめるために。


誰に何を言われようと、私には関係ない。


1つの目的のためなら、命だってかけてみせる。

あなた
__________このことは、秘密にしておいてね
宮舘涼太
……………

終末世界と契約を結んでいる私に、かける言葉もないらしい。


表情一つ変えることなく、舘さんは固まっていた。

宮舘涼太
…………はい

長年業界にいる人は違うらしい。切り替えが早い。


ただ、去り際に見せた寂しげな顔は修正できなさそうだ。

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