うん、やっぱり僕は死ぬのか
次の瞬間、麗亜さんの拳がジュリアスに落ちて…あれ?
麗亜さんが、ジュリアスの頬を思いっきり揉んでいる
えぇ…?
なんかおかしくないか、栗井栄太
そんなの、決まってる
僕は、神宮寺さんを見…えぇ…?
神宮寺さんは椅子には座っていなくて、まあいわゆる
バ ッ ク ハ グ 状態で、柳川の上にいた
…
よし、思考を放棄しよう
お願い、逃げて
ああ
目の前に聳え立つのは、事前に調べておいた栗井栄太邸
生きて
刹那、僕の意識は途絶えた
分かってないの、僕だけ????
その時
ピーンポーン
柳川さんから、警戒が見てとれた
それが指す答えはただ一つ
僕にでも分かる
薬はない…じゃあ、どうしたら…
僕が死なないと、創也は治らない…なら
あーあ、おばあちゃんに怒られるな
僕は、玄関めがけて走り出した
やめて、やめてやめて
くるな、くるなくるなっ!!
なんで、だよ、内人くんッ!!
おばあちゃんに教わってるだろ、君なら
生きて、生きてよ…!!
そして、僕の手は自分の意図に反して内人くんにナイフを投げつけた
それは、ちょうど内人くんの右胸に刺さった
なんで、なんで避けないんだよ…!!!!
そう言って、内人くんは力なく笑って見せた
いやだ、嫌だっ、いや、いやだいやだ…!!
頭のモヤモヤは晴れたのに。まだどこかぼんやりと。現実を見れていないような気がした
崩れ落ちるように、彼に駆け寄る
嘘、だろ…っ!?
足音がして、神宮寺さんたちの声が聞こえてきた
正直、ほとんど頭に入ってこない
狂ったように、彼を揺らし続けた
その時
すかさず、柳川さんが内人くんの首筋に手を当てた
呆気に取られたような声が、響いた
少しずつ、だが確実に温かみを取り戻していく肌に、涙がこぼれ落ちた
先ほど、僕が使ったナイフ
それには、一枚の紙切れが貼り付けてあった
『こんなこともあろうかと』
敵わないなぁ…
思わず、笑いが漏れた
一丁上がり!!
いやぁ、、、楽しかった
初っ端から自分本位の突っ走りですいません
次回、殺人病栗井栄太編!デュエルスタンバイ!!(多分書かない)























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。