週末 。この日は私の家でお泊まりしよ!
と言って伸也くんが仕事を終えた夜からの条件付きで
約束した日だった 。チャイム音が1つ 。
ドアを開けると 私服姿の伸也くんが顔を出す
数十分もすればお風呂から出てくる伸也くん 。
伸也くんはサラサラと長い髪の毛を下ろしていた 。
綺麗に手入れされているらしい髪は女子より艶が出ている
髪の毛を下ろした姿を見るのはこれで2回目だ 。
けれど慣れない 。お仕事姿しか普段見てないし 。
ギャップにやられる
気づけば無意識に写真を撮っていた 。
そして私は気づく 。
そう 、 その事に気づいてしまったのだ 。
そして気づかれないように 動画を回す 。
いつも見せないロング姿に 可愛らしい にんにん発言 。
手はしっかり両手人差し指を天井に向けていた 。
あまりにも可愛すぎて 私は無言で目を閉じ
心の中で精神統一をしていた 。
無言タイムが伸也くんの羞恥心をくすぐったらしく
目を開けると 少し顔が赤い 。
伸也くんの照れ顔も見れたところで録画も止める 。
あまりにも恥ずかしかったのか
拗ねてしまったが この後ケーキを食べて回復したのは秘密だ 。
私のファンクラブができたので興味ある方はぜひ✨
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。