ミナトの居場所を聞き出したので、
そこに向かう。
ふむ、ここか…
星のように光り輝くものが幾つか、
十字架のように浮かんでいる。
そこの中央に磔にされている。
この十字架をどうするか…
面倒だな。
ミナトだし大丈夫か…?
しかしなぁ…
持っていたバズーカに火薬を詰め、
トリガーを引いて辺りを吹き飛ばす。
これでミナトは助かるだろうか。
意識が朦朧としている…??
流石にやりすぎたか。クソ。
こんなことするんじゃなかった。
俺もアイツらみたいに、
すごい力があればいいのにな。
未熟でごめんなさい。
なら良かった。
俺は人殺しじゃない。
さぁ、連れて帰ってしまおう。
さっさと他のメンツも助けて…
"従うよな?"
……
助けてしまおう。
私は今、うづきを問い詰めている。
怪しい動きがあった、ただそれだけ。
気配が消えたり、また戻ったり。
それの意味がわからなくて。
もし黒幕だったならば…
辻褄が合うが、面倒なことになる。
じ、と睨みつけてみる。
すると彼はため息をつき、
身の潔白を証明し始めた。
言われた通り、うづきから視線を外す。
視界に入らないように、だ。
途端、彼の気配は消えた。
すっ、と。どこかへ。
不安ではあるが、言われた通りにする。
また見つめていると、
うづきが先程までいたところから黒いモヤが出て、
その中からうづきが現れた。
もちろんその時点で気配は戻った。
どういう…
だからか…
そんな理由はいくらでもでっちあげられる、
とはいえ彼の持つ力は他にないはず。
だとしたら本当に…
そう言っては、ノイズに包まれて彼は消えた。
さてと…メモをまとめるか。
エディが失踪したので、
版那無町を駆け回っていた。
ホント、どこいったんだ…
というわけで、
この人にも手伝ってもらうことに…
と思ったら、向こうから一人の男を背負った
人間が来てる…
あ、あれエディと南都か。
あら〜、今日も元気だねぇメリル。
本当に弟のこと好きなんだな、
微笑ましいことだ。
まあ、そんなわけで
エディは見つかったし…
一旦は一件落着かな。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。