side:あなた
『こじこじー』
向「あなたちゃん⁉︎」
『ふふーん、やっほ。』
相変わらずビビリなんだから。笑
でも、その相変わらず元気そうで。
やっぱり、地元だからかなぁ?
『本当はね、Island TVの方でお祝いコメントしようかと思ったんだけど、やっぱり会いたくなっちゃった。』
向「わざわざ、すいやせん…笑」
『あ、顔に嬉しいって書いてる。笑』
向「えっ⁉︎ほんま⁉︎」
『嘘、じょーだん。』
向「なんやぁ…なんか、恥ずかしいわぁ。笑」
『はいっ‼︎』
向「?」
『ぎゅー。しよ?』
向「へ?」
『康二は初めてかもしれないけど、私がメンバーの舞台見に行くときはいっつもぎゅーってしてから行ってもらってるの。ほら、ぎゅー‼︎』
向「///」
『こぉじ、頑張れ。』
向「うん。」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!