第150話

含み笑い
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2020/04/30 05:42
イェリム
イェリム
私から、スニョンを奪った…私にはスニョンが全てだったのに、!!
ホシ
ホシ
ヌナ、それどういうこと?
レイ(you)
レイ(you)
私がスニョンを奪った?なんの事?
少し落ち着いたイェリムは控え室のソファに座り込んだ。隣には暴れないように、スニョンとミンギュがいる。
イェリム
イェリム
私とスニョンが付き合ってたのは知ってるでしょ?
ホシ
ホシ
でも、俺とヌナが別れたのはヌナがスンチョリヒョンを好きになったからで…!
イェリム
イェリム
えぇ、そうね、でもその頃にはスニョンはあなたのことを好きになってた。でしょ?
ホシ
ホシ
ちがう!俺は、ヌナのことが好きだった…ちゃんと!!
ホシの言葉にイェリムの目が少し揺れるのを感じた。
イェリム
イェリム
知らない、そんなの信じない!!!SEVENTEENとしてデビューするのも私だった!それなのに、急にあなたが出てきてっ!!
レイ(you)
レイ(you)
そんな、私はそんなつもり無かった!
エスクプス
エスクプス
おい、イェリムしっかり聞け。お前じゃなくて、あなたがデビューした理由はあなたの方が努力したからだ。それに、お前はガールズグループでデビューするはずだった。それなのに、事務所を辞めたのはお前だ。
スンチョルの言葉は正しかった。私は、ダンスの実力を認められボーイズグループに入ることになった。でも、そこからが大変だった。
イェリム
イェリム
はぁ、いいわ。もう始まってる。あなたはもう終わるの。
レイ(you)
レイ(you)
…え、?
イェリムの含み笑いに寒気がした。

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