※ノンフィクション
この小説に出てくる作品名などは実際にはないものです
私は今、映画館にいる
たまたまスマホで見た映画だった初音ミクや重音テトを中心にしたVOCALOID達の映画といろいろなSNSで話題になっていた私達の界隈なら尚更、SNSで話題になる前から知られていた
にも関わらず今私がいる劇場内には私しかいないそれもそうだろう月曜日のレイトショーなのだから
週明けの月曜日は気分が沈み家から出たくない人が半数以上の筈
なのになぜ私がこの映画を見に来たのか、憂鬱な月曜日に体を動かしてまでして何を得たいのか
正直、私にも分からない
言葉にするとしたら、スランプという真っ暗な深淵から抜け出すためのなにかを得たいそして最近人気の可不や重音テトを使わず初音ミクを選び歌わせている理由を知りたい
と言ったところか……
昔、初音ミクを初めて見たときに抱いた感情をもう一度感じたい
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!