第52話

50.
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2025/07/29 13:24 更新



瓦城side




東卍対梵天、東卍対黒牙の長い抗争が終わり、
これからはまとめて終影事変と呼ばれた。


今、終影事変が幕を閉じてから1ヶ月が経ち、
東卍は新しいメンバーを迎えてまた動き出した。


ヴァニ
〜!
三ツ谷
〜笑
瓦城
...



ずっとモヤモヤしている。


"あの子あなた"がココ東卍にいることに。


八戒
〜!!
大寿
ヴァニ
〜?!
〜笑笑



ジブンだけがあなたに対して嫌悪感を感じて、
でも時はどんどん進んで馴染んでいって。


ジブンだけが過剰に反応しているように感じる。

それが嫌だった。


瓦城
...



あなたが仮にユダじゃなかったとしても、
なんであの時ジブンを助けずにマイキーの方に行ったのか
分からない。


松野
おい
瓦城
...
松野
おい!
瓦城
わっ!



ずっとあなたたちの方を見ていたから気づかなかった。


すぐ横に資料を抱えた千冬が立っていた。


松野
最近大丈夫か?
松野
ぼーっとしてること多くね?
瓦城
まあ



心配そうに顔を覗き込んできた千冬。


気持ちに気づかれたくなくて、思わず目を逸らした。


松野
...あなたの名字?
瓦城
っ...いや、別に



ドキッとした。


やっぱりこのことに悩んでるってバレてるんだ。



でも、仲間のことを疑ってるなんて、言えるわけない。


松野
隠さなくていい、何かあったら言ってくれ



千冬、忙しいはずなのに。


ジブンのために、話聞いてくれようとしてる。


瓦城
...
瓦城
...その、ちょっとしたことなんだけど、
ヴァニ
千冬ー!
瓦城
!!
松野
あなた!



あれ、お互い名前呼び。


ヴァニ
あ、、、



あなたはジブンのことを見るなり、気まずそうな顔をした。


ヴァニ
ごめんなんか話してたよね、仕事のこと聞こうと思ってたんだけど
松野
あーちょっとまってろ!



あなたは自分の持ち場へと戻っていき、

千冬は振り返ってジブンの方を見た。


松野
で、どうしたんだ?
瓦城
...やっぱりいいや
松野
え?
瓦城
ゴメンな、気遣ってくれちゃって
松野
ちょっ、瓦城!!



幹部室から飛び出し、足早に地下室の方へと逃げ込んだ。


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