第3話

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2024/08/15 11:04
数日後
よし、着いたわよ〜
あなた
…でっっっっか←
まぁ7人で住んでるらしいからねぇ
あなた
新しいお父さんって何者?
普通の人よ、多分
あなた
え、待ってどういうこt…
さ、いくわよ〜
ピーンポーン
はーい
ガチャッ
いらっしゃい照葉てるはさん(母親の名前)
後ろにいるのがあなたちゃんかな?
あなた
えっと…初めまして、あなたです!
今日からお世話になります…!
初めまして、俺は白尾 倭一はくび わいちです。
これからよろしくね〜
あなた
よろしくお願いします…!
さ、どうぞあがって!
奥に息子たちがいるから紹介するよ
あなた
お、お邪魔します…





ねぇあなたちゃん、少しいいかい?
廊下を歩く途中、倭一さんに呼び止められた
あなた
いいですよ。どうかしました…?
あぁいや、大したことじゃないんだけど…
息子達は前の母親に虐待されていたらしいんだ。そのせいか女の人が少し苦手でね
あなたちゃんに失礼な言動をするかもしれないけど、どうか許してやって欲しいんだ。頼まれてくれるかい?
あなた
ッスー…あー、なるほど…まぁ分かりました
まぁあんまり関わらないようにすれば問題ないでしょ
ありがとう、じゃあ行こうか
おーい6人とも、来たよ〜
_
おかえりー…って
_
父さん、その人誰
あなた
…ッ
私たちが入った瞬間、部屋の空気が冷たいものに変わる


これ、やばい。絶対よくない。


関わらないとかで何とかなるレベルじゃない



早急に離婚計画を立てなければ…((((
前から言ってた俺の再婚相手とその娘さんだよ、"なかむ"
Nakamu
ふぅん…
なかむと呼ばれたその人は私たちを一瞥してから
ニコッと笑う
Nakamu
ごめんなさい、知らない人が入ってきてビックリしちゃいまして…笑
俺は白尾睦月です!よろしくお願いします
こっちこそ驚かせちゃってごめんなさいね
私は照葉、こっちの子はあなたっていうの。
よろしくね〜
Nakamu
いやー、新しい母親が来るって聞いてどんな人かと思ってたけど優しそうな人でよかったです!
そんな風に言って貰えるなんて嬉しいわ〜
あなた
(うわ…)
睦月さん、声色とか表情は笑ってるけど目が笑ってない


お母さんは気づいてないの…?
_
ねぇねぇ君〜
あなた
!?はい、何でしょう…?
呼ばれて振り向くと、そこには壁があった



…え、壁?違う、これ人だ
あなた
身長たっっか
_
ん?何か言った?
あなた
イヤ、ナンデモナイデス…
あなた
あの、何用でしょうか…?
_
あ〜、忘れてた
Broooock
僕は瑠樹っていうの〜
よろしくね〜
あなた
あ、はい。よろしくお願いします…
この人も目が笑ってない…怖い……
Broooock
あなたちゃんっていくつ?
あなた
えと、今年で14歳です
Broooock
じゃあ誕生日は?
あなた
?3月、ですけど…
Broooock
ふぅん…じゃあ僕より下か
今下って言った!?言ったよねこの人!?!?
あなた
え、あの、今の質問ってどういう…?
Broooock
ん〜?何でもないよ〜
あなた
さ、左様ですか〜、、笑
絶対何でもなくないやつだそれ…(泣)



スーッと目をそらすと、奥にいた茶髪の人と目が合った
_
…(ギロッ
あなた
ヒッ…(スッ
睨まれたのを見るやいなや目を逸らす



何この家族!!闇深すぎ!!!怖い!!!!!!
どうしたのあなた、大丈夫?
あなた
ぇあ、えと、な、何でもないよ〜(汗)
そう?
あなた
うん
嘘です。大丈夫な訳がない。怖い。



他の人たちは睨んできた人の後ろに隠れてるから見えないけど、どうせそいつらもろくな奴じゃないでしょ((((



でもお母さんは新しいお父さんといい感じだし、
離婚して欲しいとは言えるわけが無い
あなた
(…よし、決めた!)
あなた
(これからも私1人だけで生活する!!
あの人たちとは極力関わらない!!)

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