ある日のこと…、
序列100位の鶩達は一件の事件を解決した。
…事件と言っても、今回もリトルケースだが。
今日は少女の落とし物探しだったようだ。
普段通り、名探偵は「依頼の報酬」よりも
「依頼人の気持ち」を尊重して事件に向き合っている。
名探偵達が話していると、1人の少年が声をかけた。
どうやら、先程の少女の事件解決を見届けていた
ようだ。
しかし、緊張しているのか中々言葉が続かない。
こういう時も、名探偵は急かさず寄り添う。
それが誰であったとしても。
縦人は自らハウスの評価を下げるような発言をしているが、少年は興奮気味に一生懸命伝える。
ネスト内でもリトルケースばかり請け負うアグリーダックは、殺人事件などの派手な事件は中々舞い込んでこない。
しかしそれは、盛久町がどこよりも平和で安全という証拠でもあるのだ。
そして、アグリーダックの名探偵、天命大地の探偵理論にも基づいている。
今日も鶩は上を向き続ける。
なんせここは序列100位の最下層なのだから。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。