第28話

28
436
2022/12/01 09:05
🧡
ふぅ……、行きますか?


風呂入り終わって、寝る準備が完了した
崇裕
おん、おやすみな

濵田先輩に見守られながらで、全然眠れなかったけど、だんだんとウトウトしてて

気づいたら、寝てた










目開けたら、1人で、ホテルのベッドで寝てた


この光景。

あの夏に、俺が泊まった部屋や、
🧡
淳太君!!


何も考えずに部屋出て、廊下を走った



屋上、言うてたよな



非常階段みたいなので屋上に上がった




🧡
淳太君??


外に出ると、そこには1人で立ち尽くす淳太君


俺の方を振り返った目には涙が溢れていた
🧡
淳太、くん、俺っ、、


泣きそうになって、泣きたくて、


唇を噛み締める。


🧡
ごめんっ、俺、ほんまはっ


それでも、伝えなきゃいけないから、
顔を上げて、
淳太
なんで、照史が泣くん?笑


俺の方に寄ってきて、肩に手を添える


これがほんまに、死ぬ前の人の顔なんか
なんの悩みもなく、ただ晴れ晴れした顔で
🧡
淳太君…、死なないでっ……、俺、淳太君のこと、好きやからっ、大切な人やから

色んな思いが溢れてきて、ちゃんとした日本語は、話してなかったと思う。


けど、思いは伝わったんかな、
淳太
おんっ、ありがとうな
今まで見た中で1番嬉しそうな顔で、微笑んだ





そしたら、視界が真っ暗になって、



そこで夢は終わった。

プリ小説オーディオドラマ