第6話

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2024/06/16 14:44


そこからは素直君と色んなことをして遊んだ。


雑談、お絵描き、ゲーム、映画鑑賞。


素直君は心から笑ってくれて、嬉しかった。



一時でも笑ってくれてるなら、私は充分。




あなた
はぁ〜面白かった〜
淵素直
この映画、ずっと前から観たくてさ。
ようやく観れた〜うれしい
あなた
ちょっと前、話題になってたよね。
ていうかこのポスターじゃん


素直君の部屋には何枚かポスターが貼ってある。


それは映画のポスターばっかりで、さっき観たホラー映画のポスターも貼ってあった。


淵素直
そうそう。いいでしょ〜
あなた
いいね〜。
ポスター貼るとかオシャレだし
淵素直
そうかな?......じゃあ余ってるやつあるからそれあげるよ
あなた
え?いいの?やった!
淵素直
ちょっと待ってね〜、箱の中にまとめてたはず...


素直君はベッドから立ち上がり、箱が置いてある所まで行こうとしていた。




すると_____




淵素直
ぉわっ


さっき使ったスケッチブックを踏みつけ、足を滑らせてしまった。



あなた
素直君!



ドンッ!





淵素直
いっ、た〜...
あなた
だ、大丈夫?!
淵素直
う、うん。尻もち着いただけ...
はぁ、びっくりした...
あなた
こっちもだよぉ。急に滑るんだから焦った...
あなた
やっぱちょっと鈍臭いよね笑
淵素直
も〜言わないでよそれ〜笑
ああったあった
あなた
見たい見たい!


あなたの下の名前が走って素直の所に行こうとしたところ、滑りかけるのにあと3秒。




あなた
ポスターありがとね!
飛に自慢する!
淵素直
ぜひぜひ、よろしく伝えてね
あなた
はーい


そう言って、あなたの下の名前は素直の家を後にした。





久しぶりに会えて嬉しかったな〜。


遊んでる時は楽しそうだったし。


次は何時にしようかな〜。





淵素直
ふぅ

あなたの下の名前ちゃん、帰っちゃったなぁ...。


いつまでも、僕のそばに居てくれればいいのに。


そしたら毎日が楽しくて、笑顔になれると思うんだけど...。



飛が羨ましい......。






でも、あなたの下の名前ちゃん、ちょっと辛そうだったな。


なにか辛いことでもあったのかな。


淵素直
...僕がいつも助けられてるみたいに
淵素直
次は、僕があなたの下の名前ちゃんを助けないと

....って言っても大したことできないけど。


相談にのるくらいは...出来るよね?





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