あれからボールが何個か飛んできた
本当に谷地はボールに好かれてるなぁ…
前世はボールのお友達だったんだろうな
うん、逆の逆にすごすぎてやばいわ
声掛けながらボールをキャッチしてホールカゴに戻す
がちめにやばいじゃーん
谷地は赤面していた
トマトよりも赤いんじゃないか?ってぐらい真っ赤
すげぇね、あんたに真っ赤になるなんて
プレイヤー達が休憩に入った。
だから話しかけに行く
そりゃ、もちろん相手は…
幼馴染みに話しかけに来たらいけないんですかぁ?!
いけなくないですよね?!
滅茶苦茶いいですよね!なら、話しかけに来ますねぇ…
私は練習を頑張った力の頭を撫でた
なんでこんなに抵抗しようとするかなぁ…
私はただ、褒めてあげるために幼馴染みの頭を撫でてあげてるだけなのに
そんなに拒絶されるなんてッ…私、悲しい!!((
自らお願いしてくるヤツが居るとは思わなかったわ
恥じらいと言うものはないのか、恥じらいと言うものは
…なるほど、力も思春期真っ盛りだもんな
思春期真っ盛りの高校生男子の頭を撫でてしまったらそりゃあ、拒絶する世なぁ…
恥ずかしいんだろうな…うん、可愛いヤツめ~!!
黙っちゃった
別に後輩いびりしてる訳じゃないよ?
なにを思って練習しているのか私は気になっただけ
正直言うとみんなに聞きたいぐらいだけど
ちょうどいい機会かなっと思ったから聞いただけ
はは、こりゃあ…いい人材だ
たくさん試合をしたいと言う考えはとてもいい
その答えだけでも良かったのに最後までコートに立つまで言うとはね…
末恐ろしいね、今年の一年生は
今年と来年、この子が三年生になったとき…とっても頼もしいだろうね
いい答えだから頭を撫でてあげた
私はこの答え好きだな
私も、この質問をされたら最後までコートに立つためと言う
負けたくない、まだコートに立っていたい
そんな気持ちが自分の心の中で渦巻くから…
私も、そうだったから。
日向の考えが良く理解できるよ
日向は元気良く返事をしてくれた
ほんと、気持ちのいいヤツ
私はなにか言っていい返事で返してくれるヤツはほんとにいいヤツだと私は思う
そういうヤツに悪いヤツは居ない
私の偏見だから当てにすんなよ?((
そういうところ?なんが?
私、なんかやっちゃった系?
え?行けないことしてしまった…?
さすがに年頃で思春期の後輩の頭を撫でるのはダメですか!?
なぜモテるの話になった?
頭を撫でるからモテるの話に急展開
練習が終わり解散となる前々
使った道具達を片付け、みな帰る支度をしている
私も帰る支度をしながら色々と考えてる
強化合宿のこととかね
菅原先輩は帰る支度を終えて私に話しかけてきた
あくびしてたからかな
冗談でそういうノリかと思ってたわ
女ってこういうこと言っておけば口説けるんだろッ的な感じかと
菅原先輩は俗に言う爽やかイケメンらしいし。
あ、これは私のクラスとか後輩のクラスでの噂ね?
だからそういうの慣れてて、私でも試してるのかと思っていたわぁ…
菅原先輩とは校門まで一緒に帰った
その後分かれて力と合流
心のこもってない謝罪
謝る気がないからね
別に頭撫でたくらいどうってこと無くない?
年頃の思春期だからダメなん?
家近くになったので力と分かれた
イヤー、眠い
ものすごく眠たいな
さっさとして寝よう、そうしよう













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。