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第4話

3、見知らぬ少年
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2026/06/13 17:40 更新
潮田渚
潮田渚
はぁ...
結局、お散歩にはメイドが着いてきた。
母様に忠実な、しっかり僕を見張るメイド...
このお城で僕が親しいと思えているのは、執事だけだ
潮田渚
潮田渚
...
メイド
...?どうかしましたかお嬢様
メイド
突然立ち止まって...
潮田渚
潮田渚
...メイドさんは、
潮田渚
潮田渚
どうして母様に仕えているの?
メイド
どうして、と言われましても
メイド
それが私の仕事ですので
潮田渚
潮田渚
そっか...
潮田渚
潮田渚
仕事全うしないと、怒られる?
メイド
えぇ...まあ...
潮田渚
潮田渚
んー...
もしメイドさんが母様に怒られることになったら申し訳ないけど...
潮田渚
潮田渚
絶対帰ってくるから、
潮田渚
潮田渚
ちゃんと戻ってくるから...!ごめんなさいっ
メイド
えっ、!?お嬢様!!
隙をついて、走り出して。
僕が運動得意だなんてことも、あのメイドは知らなかったんだろうな
簡単に撒けてしまった。
潮田渚
潮田渚
わあ...
だいぶ走っただろうか、山のふもとのお花畑に着いた。
色とりどりの花は、見ていて不快になることなんてない。
潮田渚
潮田渚
綺麗...!
赤羽業
赤羽業
ねぇ、なにしてんの?
潮田渚
潮田渚
っ!?
振り返ると、赤い髪の少年がいた。
身なりを見たところ、特に裕福な家庭では無さそうだ。
赤羽業
赤羽業
見慣れない子が居るからつい...
赤羽業
赤羽業
名前は?
潮田渚
潮田渚
ぼっ、僕は...
赤羽業
赤羽業
僕?...もしかして、男の子?
こくりと頷くと、彼は一瞬目を見開いた。
赤羽業
赤羽業
ごめん、あんまりにも可愛い印象だったから...
潮田渚
潮田渚
気にしないで...
赤羽業
赤羽業
俺の名前は赤羽業
潮田渚
潮田渚
僕は...潮田渚
赤羽業
赤羽業
潮田って...もしかして王女の...
潮田渚
潮田渚
そう、この山の上のお城に住んでる
赤羽業
赤羽業
でも、ん...?
潮田渚
潮田渚
な、なに?
赤羽業
赤羽業
俺たち国民は、『プリンセス』とか『お嬢様』って呼んでるけど...
赤羽業
赤羽業
いいの?
潮田渚
潮田渚
まあ、慣れてるから
赤羽業
赤羽業
...なぎさくんって呼んでいい?
潮田渚
潮田渚
ぇ...うんっ!
潮田渚
潮田渚
嬉しい...!!
赤羽業
赤羽業
なぎさくんは、女の子として生きてるの?
潮田渚
潮田渚
母様にそうやって育てられてて...
赤羽業
赤羽業
なぎさくんは?どうしたいの?
潮田渚
潮田渚
僕は...
潮田渚
潮田渚
男の子として生きていきたい
潮田渚
潮田渚
髪も切りたいし...いつか、...か、...
潮田渚
潮田渚
...カルマくんみたいな服、着てみたいな
赤羽業
赤羽業
それがなぎさくんの夢?
潮田渚
潮田渚
うん、そうかも
赤羽業
赤羽業
わかった、
赤羽業
赤羽業
じゃあ一緒に叶えよ
潮田渚
潮田渚
え?
赤羽業
赤羽業
また会おうね
そう言って、少年────カルマくんは去っていった。

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