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第21話

💚🩷
55
2025/03/27 15:10 更新
💚side.






恋人に嫌な思いをさせてしまった。





簡単に一口で言ってしまえば、誤解だ。





だが今の俺には通用しない。





絶対幸せにすると決めたのになぁ…。





あー、やらかしてしまった…。





彼は部屋に行ったきり戻ってこない。





どうしよう…。





呼び掛けてみるか?それとも、放っておくべきか?





頭の中でぐるぐる回って止まらない。





💚
💚
ぁ゙ー、1回落ち着こう…
💚
💚
佐久間は怒っているとき、1人にしてほしいだろうな…。






そう考え、俺も自室に向かう。





廊下を渡って、ドアノブに手をかける2歩前。





小さな音を立てて、隣の佐久間の部屋が空いた。





1歩前になると、服を摘まれた。





ドアノブに触れた瞬間、





自分より小さくて温かい、華奢な体に包まれた。





🩷
🩷
阿部ちゃん…






小さく自分の名を呼ぶ、愛しい恋人の声がする。





それなのに、体が硬直して動かない。





💚
💚
佐久間…。
🩷
🩷
ごめんね。俺、誤解してた…
🩷
🩷
勝手に決めつけた…。






振り返ると、自分の背に顔を埋めているようだった。





💚
💚
俺も、勘違いさせてごめん。






そう言うと、ようやく可愛らしい顔が現れ、





自分の顔を覗き込んだ。





💚
💚
俺は、絶対佐久間を嫌いにならないよ。
🩷
🩷
本当?絶対?
💚
💚
うん、約束する。
🩷
🩷
ありがとう。






ようやく、大好きな笑顔を見ることができた。





だけど、俺はもっと嬉しそうな君の笑顔が見たいんだ。




💚
💚
佐久間、ちょっと待って。
💚
💚
リビングに戻ってて。





部屋の角にある整えられた机の上に





小さな箱が1つだけ置いてあった。





俺はそれを大切に持って、




リビングに戻った恋人の背中を追う。





💚
💚
…佐久間。






箱を開けてみて、と声を掛けると





不思議そうに眺めながら





リボンを解いて、箱を開けた。




🩷
🩷
っえ…?!






そこには、ピンク色に輝く





金のリングが入っていた。




💚
💚
大介。結婚しよう。
🩷
🩷
…喜んで!






思わず君を抱き上げてしまった。





その答えが、すごく嬉しくて。





びっくりした!なんて言う君は





さっきよりもキラキラとした笑顔になっていた。





💚
💚
大介、ありがとう。
🩷
🩷
亮平、これからもよろしくね。






ピンク色の君は、緑色の僕にぴったりで





きっとこれからも、それは変わらないはずだから。





だから、ずっとずっと一緒に笑おう。





雨が降っても、濡れても、苦しくても





止んで晴れるって分かっているから。




















END

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