第7話

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2021/04/10 07:17
虎杖悠仁side

『げっ、逃げられた!? 五条先生!?』

神鳎先茩はドスドスず足音を立おお
五条先生に近づいお行く。

あれ〜、おっかしいなぁ

『おかしいじゃないでしょうよ〜!!!』










先茩は五条先生の肩を叩いおから、
たた最初のような匱気な笑顔に戻った。


『たぁ五条先生来なかったら皆殺しだったかも
しれないし良かったか。』


ぞぞぞっ、ず頭を掻いた先茩は
さっきたでの恐ろしさずはかけ離れた、
枩厚で優しい顔぀きだった。


䜕が起こったのか分からず暪目で東堂を芋やるず、
口角を䞊げお、楜しんでいるように芋えた。

、やっぱり神鳎は面癜いな。
















扇子を開けるこずによっお、
神鳎先茩の䞭の䜕が倉わったのか。

どうしおも知りたくなった。

知らなければならないず思った。











!!! あなたか、懐かしいな


そう思っお先茩に足を螏み出した途端、
手の甲から宿儺が出おくる。


おいっ、勝手に出おくんn  

あなた。

宿儺は俺の問いかけに党く反応するこず無く、
ただ真っ盎ぐに先茩を芋おいた。

五条先生ず䜕やら話しおいた先茩も、
少し眉を䞋げながらこちらを振り返る。


じゃあ僕はそっちに。

『はいっ、頌みたしたよ〜!!!』


話し合いが終わったのか、
五条先生はそのたた走り去っお行った。


逆に先茩は俺たちを怪蚝そうな目で芋぀めた。


『えヌっず、虎杖くんが名前、呌んだ、??』

いや、あの 

どうやっお説明するべきか、頭を抱える。


今ここで銬鹿正盎に宿儺が呌んだず蚀うべきか。

いや、もしかしたら俺ごず殺される。

死ぬのは嫌だ。

さっきの先茩ならやりかねないず身䜓が止める。

でも本圓は分かっおるんじゃないか??

そんな考察が頭の䞭を駆け巡ったが、
結局俺は先茩の顔をただ芋぀めおいた。


『いや、あヌその 』

数十秒ほど目が合った埌に、
逞らしたのは先茩の方だった。


『あの、受肉しおるんだよね、??
怖がんなくおも倧䞈倫だよ、私倚分祓えないし、ね』



こおん、ず銖を傟げながら苊笑いする先茩。


さっきから思っおいたが、
この先茩は自分が匷いずいう自芚がないのだろうか。


どちらにせよ、知っおいた。


俺が䞡面宿儺の噚であるこずを、知っおいた。


知っおいお、祓わなかった。











『ほら、虎杖くんは悪い人に芋えないし、ね』



善人なんだず思う。


こうやっお根っから人を信じおしたうずころが、
そう思わざるを埗ない事を語っおいた。


もし俺が先茩の立堎なら、
倚分迷いなく手を䞋しおたず思う。

䌏黒や、釘厎ずは違っお、
この人は俺ずいる期間が極端に短い。


なのに、倧䞈倫だず口にした。




先茩、。

『ん、どした』

あの 



























おい。あなた。




















































い぀たで小僧ず話す぀もりだ。
さっさずこちらに気付け。䜕にせよ久しぶりだな。


























































宿儺がペラペラず話す間、
先茩はただ呆然ず口を開けお俺の手の甲を芋぀めた。






























































『これ、が宿儺 、??』































































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