第6話

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2026/01/19 11:02 更新
サトツ
サトツ
最悪の場合命を落とす事となります。
それでも構わないという方だけ着いてきてください。
サトツ
サトツ
……それでは、今から皆様を2次試験会場に案内いたします



そう言って、ゴールの見えない長い長い道を進み始めた。


きっともうみんな気付いているだろう。
この違和感に。



今試験官は2次試験会場に案内すると言った。

なら…1次試験は…?





サトツ
サトツ
1次試験はもう始まっているのです

あなた
え…走るだけ?

サトツ
サトツ
そう。ただ走るだけ。
しかし、到着時間や場所は一切お伝えすることはできません。




そう言って、試験官は速度を上げ始めた。





あなた
精神力も試されてるんだ

クラピカ
クラピカ
そのようだな








──そこから数時間程走り
長い長い階段が見えた。




あなた
嘘じゃーん

クラピカ
クラピカ
早く来ないと置いていくぞ

あなた
薄情者!!

ゴン
ゴン
あっ!あなた!クラピカ!

あなた
やほー。
と…そちらの方は?

キルア
キルア
俺キルア

あなた
こりゃまた美形
私あなた!よろしくね

キルア
キルア
…ん

ゴン
ゴン
じゃあ、俺たち先行くね!




そう言って2人は元気に去って行った。

ちなみにレオリオはと言うと



レオリオ
レオリオ
ゼェゼェ…


少し後ろで苦しそうに走っていた。



まぁ、無視無視

あの人なら走り切れるでしょ。





クラピカ
クラピカ
ところであなた、聞いていいか

あなた
どったの

クラピカ
クラピカ
お前がハンターを目指している理由だ

あなた
………



大した理由じゃないし…まぁ、クラピカになら




あなた
人を探してるんだ

クラピカ
クラピカ
人…?

あなた
そう。
ずっと昔に私のことを攫いに来てくれるって約束してくれた人

クラピカ
クラピカ
………

あなた
なのに…来てくれなくってね
だから私から行ってやろうと思って

クラピカ
クラピカ
……そうか




…駄目だな。

話してると涙腺が脆くなる


会うのも…すごく怖いのに

でも会わずには居られなくて
会いたくて会いたくて仕方ない




あなた
ッ……クラピカは?




感情を紛らわせたくて

彼に質問をした。



クラピカ
クラピカ
私は…失われた同胞の眼を探すためだ

あなた
眼…?

クラピカ
クラピカ
クルタ族…豊かな森の中に静かに暮らす少数民族だ。
クラピカ
クラピカ
我々は感情が高ぶると
眼が緋色に輝く

あなた
へぇ…。
それを盗んだ盗賊って

クラピカ
クラピカ
…"幻影旅団"

あなた
……!




聞き間違い…?

彼が探している盗賊って…仇討ちしたいと思っている盗賊って




クラピカ
クラピカ
私は必ず同胞の目を取り戻し
彼らの受けた以上の苦しみを奴らに味あわせる

あなた
………




…そっか。


幻影旅団は…多くの命を奪って多くの人たちから恨まれてる


当然…だよね







あなた
でも…

クラピカ
クラピカ
ん?

あなた
幻影旅団の事を…貴方が同胞を大切に思っているのと同じくらい大切に思っている人がいたとしたら
あなた
近くにいたとしたら…
それでも貴方は彼らを…苦しめたいと思えるの…?

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