第2話

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2026/01/15 07:04 更新
あれから数十年

私は流星街で過ごした





毎日彼と交わした約束を忘れること無く。


厳しい修行も
彼を思い出せば頑張れた。


そして…やっとこの日が来た。
どれだけ待ち侘びた事か…。



12月21日




私は18になった。







なのに…








あなた
フェイのばーか!嘘つき!!!





迎えに来てくれるって約束したのに…。



日が暮れる頃になっても彼は現れなかった。










師範
一日中泣いて気が済んだかい?

あなた
済むわけないですっ!
ずっと待ってたのに…ッ

師範
酷い男だねぇ。
もうあなたから探しに行けばいいじゃないか

あなた
………どうやってですか…

師範
ハンター試験さ




ハンター試験。

そう私に教えてくれたのは
念能力の師範代だ。


厳しいし暴力的だし、顔怖いけど

とても優しい人。尊敬している




師範
アンタの実力ならハンター試験くらい
すぐ合格しちまうよ

あなた
本当ですか?!
そしたら…フェイにもう一度会えるかな

師範
会える可能性は高まるね。
幻影旅団は賞金首ハンターだ。
師範
ハンターライセンスがあれば
きっと手がかりくらい見つけられるよ

あなた
じゃあ私受ける!
会場どこですか!

師範
まったく…。
感情の起伏が激しいね






会ったら絶対文句いっぱい言ってやるんだから




今、どんな姿してるのかな。
私と会ったらどんな反応してくれるんだろう。


驚くかな…絶対反応薄いか…笑



なんて、昔のフェイの姿と重ねて妄想すると
頬が緩くなる。



楽しみで…でも少し怖くて

胸がキュッと締め付けられる。






師範
ほら!早く行くよ

あなた
はーいっ



忘れてたら…許さないんだから



























あなたが試験会場に向かった数時間後─


フィンクス
フィンクス
おい、フェイ
どこ行くんだよ

フェイタン
フェイタン
今日12月21日ネ
あいつ、やと18なたよ

フィンクス
フィンクス
あいつ…?
あぁ、あなたか。

フェイタン
フェイタン
迎えに行く約束したネ
ちょと行てくるよ

フィンクス
フィンクス
明日の6時までには戻れよ





フィンクスに適当に返事して
アジトを後にした。




やと…お前に会える

お前を忘れた日なんて1日もなかたネ




ワタシとの約束
忘れてたら許さないよ


























この時
2人はお互いすれ違っていたことなど

知る由もなかった。

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