第3話

《第2話》
9
2025/05/11 00:38 更新
私は言われた病院に着いたあとタクシーの運転手さんにお金を払ってお礼を言っていつもおばあちゃんに会いに行っていた病室へと向かった。
維凍
おばあちゃん!
私は扉を開け叫んだ。中には本当に昨日まで生きていたとは思えない姿をしたおばあちゃんとお医者さん、看護師さんがいた。私が来ると聞いて待っていてくれたのだろうか。
MOB
辻弥音香織様のお孫様でしょうか?
維凍
はい、辻弥音維凍と申します。
私は今ここで焦っても迷惑をかけるだけだと思いとりあえず落ち着いて話を聞くことにした。
MOB
残念ながら辻弥音香織は…お亡くなりになられました。
維凍
はい…
その後私は必要な手続きなどを済ませて家へと帰宅した。
維凍
おばあちゃんが亡くなった…か
維凍
なんか実感がわかないな…
いつでも私の味方をしてくれたおばあちゃん。こんな私を助け出してくれたおばあちゃん。そんなおばあちゃんがいなくなったなんて…私は信じられない出来事に悲しみを隠せなかった…
維凍
ただいま…
返事が返ってこないのは分かりきっている事だ。それでもどこか期待をしてしまっている自分がいた。ここまでのことが全てただの夢だったらいいのに…
おばあちゃんの死因は心臓発作だった。
維凍
私がもっと上手く能力が使えていれば…
この世界には能力を持って産まれてくる人がいる。異能力を持った人のことを人々は「神に愛された子アーニャ」と呼んでいる。神は愛してなんかくれないのに…私の力は歌。歌うことで人々の傷を癒したり、能力を高めたり様々なことが出来る。ただ…
維凍
死んだものは生き返らせれない…
死んだものを生き返らせるのは神の御業だ。人間ができることでは無い。
維凍
私が神になれたらな…
いくら他のことを考えようとしても結局は大きなため息が出てしまう。この先の生活への不安やおばあちゃんが亡くなったことへの悲しみで私はこの先どうすればいいのか分からず途方に暮れてしまった。そんな時に1件の通知が来た。
維凍
スカウトについて…?

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