第14話

12話
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2026/02/08 09:30 更新
……次、俺がやる
お前は 十亀とだろ…
一緒に視線がぶつかる
……先にやるのは俺だ
(なまえ)
あなた
柊……
ケジメ、つけねえと終わんねえんだよ
それだけを言って 柊は席を立つ

水が短く鳴った
__俺は、逃げてた

考えないようにもしてた

でも逃げたままじゃ何も変わらない


始まった瞬間 空気が変わった

柊と、佐狐君の拳がぶつかる
鈍い音
蹴りが床を打つ

呼吸が荒くなる
汗と鉄の匂い

次の瞬間__

衝撃
柊の体が宙に浮く

時間が止まったみたいだった
……ダッセェな…
短く 吐き捨てる
口元を拭う
柊の指先は赤

それでも立つ
目だけが鋭くなった

そこから

踏み込む
拳が鳴る
音が変わる


ゆかに赤い粒

佐狐君が一歩下がった
だけど 柊は 前に出る

__彼はもう大丈夫だ

(なまえ)
あなた
(あとは俺と、桜と梅宮で終わらせる)
最後は短い 衝撃
柊が佐狐君をステージの下の端に寝かせる


乱暴ではない
むしろ 過去の2人が優しく写っていた

__次は俺の番だ

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