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第7話

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20
2024/06/21 10:00
(なまえ)
あなた
……ねぇ、依降。
依降
依降
?どなしたん?
(なまえ)
あなた
悩み事とか…ある?
 
依降
依降
え?別になんもないで〜、俺はあなたと過ごせるだけで幸せやし!
 
(なまえ)
あなた
……そっか、それならいいんだけどね…。


最近、依降が叫ぶことが増えた。それに、体調もあまり良くない。ないくんに聞いても、依降に直接聞いても「大丈夫」で済まされる。きっと何かあるんだって確信した。

(なまえ)
あなた
何かあったら言ってね。何でもするから……
 
依降
依降
大袈裟やなぁ…(笑)大丈夫やで、でもありがとう。
依降
依降
はぁ……いつ言ったらええんや、、?


「俺の病気が再発した。」
成枯にそう言われた時、俺は頭が真っ白になった。再発?病気…?今まで普通に元気やったのに……?もう訳が分からん。医者には「1ヶ月以内に入院しないと君の命はない」なんて言われたけど…

依降
依降
こんなのあなたに言えるわけないやろ……(泣)


成枯には「早くあなたに伝えろ」って急かされとるけど、伝えたらきっとあなたは心配する。だから簡単に伝えられるわけが無い。

依降
依降
まだ…死にたくないけど……あなたと一緒に居たい、、、
成枯(執事)
成枯(執事)
ははっ……


これでやっと…やっと!!
あなたはまろから解放される…あなたは…俺を見てくれる…!

今回の病気の再発は依降の血液が足りなかったことが原因。つまりは俺のせい。初めはすごく申し訳ないって思ってた。俺のせいで依降は死ぬのかもしれない、考えただけで涙が出そうになった。
けど……

成枯(執事)
成枯(執事)
これであなたが俺に目を向けてくれるなら……これでいいよね…ニコッ


これでやっと本当に愛してもらえるかもしれない。純粋な愛がもらえるかもしれない…そう考えただけで胸が踊る。最低なことくらいわかってる、でも…それでも……!

成枯(執事)
成枯(執事)
俺はあなたに…振り向いて欲しい……
 
成枯(執事)
成枯(執事)
俺の方が好きだから、俺の方があなたを護れるから…!
 
成枯(執事)
成枯(執事)
早く気づけよ…あなた……(泣)
(なまえ)
あなた
……え、、?
 
(なまえ)
あなた
なに、これ……?


依降がずっと私に見せないようにしていた日記、最近依降不安定だし…そう思って覗いてしまった。そこに書かれていたのは……

(なまえ)
あなた
嘘…病気……?なんで、、依降、元気だったじゃん…!!
 
(なまえ)
あなた
血液不足が原因……?


その文字を見た瞬間、今までの何気ない日常が頭に浮かんだ。
成枯くんの許可出てないからダメ、疲れてるからもうおしまい、依降に言った記憶のある言葉が頭の中を巡る。
(なまえ)
あなた
私のせい…だよね……(泣)
 
(なまえ)
あなた
依降……ごめんなさい…ごめんなさいッ…お願いだから、、死なないで……(泣)


私の目に入った1つの文。

【入院して治療をすれば助かるかもしれない。】

これを見た瞬間、私は思った。
(なまえ)
あなた
……入院させなきゃ。
 
(なまえ)
あなた
私に出来ることはそれだけだから……(泣)
愛衣
愛衣
主です。第5話、読んでいただきありがとうございます。
愛衣
愛衣
ん?展開が早い……?…私、起承転結めちゃくちゃ苦手なんですよ。((そんな奴が小説書くな
愛衣
愛衣
てことで、この小説おそらく20〜30話くらいで終わります。
愛衣
愛衣
下手すぎてごめんなさい、なるべく多く頑張って書きます…!
愛衣
愛衣
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回も読んでいただけると嬉しいです。
愛衣
愛衣
ではまた_

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