丸山:亮ちゃん僕そろそろ寝るけど今日どうする〜?
何故どうするかと聞いたのかと言うと、僕は時々亮ちゃんと寝てるからです!(←理由になってない)
錦戸:ん……先に寝ててええで……
と、パソコンを取り出す亮ちゃん。
丸山:……最近、夜まで仕事してる時あるよね〜。ちゃんと寝らんとあかんよ?
錦戸:でも、中途半端で終わらせたら嫌やねんもん……
丸山:でも、それで明日とかに支障出ちゃったらもっと嫌やない?僕は寝た方がええと思うな。
錦戸:俺は大丈夫や。仕事終わったらちゃんと寝てるし、ご飯やって疎かにしてる訳やない。
丸山:それとこれとはまた話が別じゃ―――――
錦戸:………さいねん。
丸山:亮ちゃん……?
錦戸:いちいちうるさいねん!俺が勝手に自分の体コントロールして何が悪いん!心配してくてるのは分かるで、でも、限度があるやん!いちいち、いちいち、俺の意見に口出してきて、何が楽しいねん!何が、ッ
丸山:……そうやなぁ。ちょっとしつこかったかも。ごめんな?……でも、僕は体の心配だけじゃないねんで?
錦戸:……………は?(震えた声)
丸山:あ、亮ちゃん自分で気付いてないやろ(笑)あのなぁ、さっきから亮ちゃん僕にワーって言ってるけど、その時の顔、凄い寂しそうな顔してるで?
錦戸:そんな、ことっ、
丸山:"ない"なんて言わせませ〜ん!^^……亮ちゃん、僕は亮ちゃんと喧嘩がしたい訳じゃないねん。亮ちゃんの心の声を聞かせて欲しいねん。まぁ、今ここで愚痴ってええよとは言えへんけど、たまには息抜きくらいしてええんやで?怒られる訳じゃないしさ^^
錦戸:………………言えるわけないやろ。
丸山:……そうやな。亮ちゃん真面目やし。そういえば昔から弱音、全く吐かん子やったね(笑)……あのな、亮ちゃん、今だけ、ちょっとだけ僕の話を聞いて欲しいんやけど、ええかな?
錦戸:…………………………うん。
丸山:亮ちゃんね、たくさん頑張ってるよ。関ジャニ∞を脱退してから、1人で身の回りの事ちゃんと管理して、スタッフさんの気遣いもちゃんとしてる。作詞作曲やって頑張ってるし、1人で頑張るって決めたんやって頑張ってる姿、凄いかっこいいと思う。尊敬するよ。
錦戸:………………うん。
丸山:…でもな、時々休まなあかん。自分では気づいてないと思うけど、今の亮ちゃんの心はな、"辛いよ"、"苦しいよ"、"泣きたい"、"寂しい"っていう言葉でいっぱいやねん。亮ちゃんは、そんな思いを抱えても、それを封じ込めちゃうくらい頑張ってるねん。やからね、たまには、甘えてもええんよ?
錦戸:…………ねぇ、俺、頑張ったの、頑張った、のに、グスッ、ヒッ、もう、や、だ、上の人から、な、たくさん、曲、作ってって、言われるの、グスッ、ヒッ、休まず、作ってる、のに、違う、って、言われる、の、グスッ、ヒッ俺、グスッ、マルと、グスッ、いっしょに、いたい、グスッ、マルッ、ヒッ、褒めてッ、
丸山:うん。亮ちゃんは凄いよ。いっつも頑張ってるし、弱音ひとつ吐かずにやってほんまに努力家でかっこいい。いつも頑張ってて偉いね。
錦戸:ッ、マルッ、ごめ、なさ、グスッ、俺、あんなこと、グスッ、思って、ない、のに、グスッ
丸山:もう、そんなこと気にしてたん?(苦笑)全然大丈夫やで。やって、亮ちゃんの寂しいが爆発しなちゃっただけやもんな?僕、全然怒ってへんよ。
錦戸:グスッ、ヒッ、ふえっ、
丸山:今日はもう寝よ。お仕事は一旦お休み。ね?
錦戸:コクッ、グスッ、ヒッ、
丸山:よしよし、ええ子やね✨じゃあ、寝室へレッツゴー!
END
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。