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第4話

第4話:寂しいの
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2024/04/09 08:45
丸山:亮ちゃん僕そろそろ寝るけど今日どうする〜?

何故どうするかと聞いたのかと言うと、僕は時々亮ちゃんと寝てるからです!(←理由になってない)

錦戸:ん……先に寝ててええで……

と、パソコンを取り出す亮ちゃん。

丸山:……最近、夜まで仕事してる時あるよね〜。ちゃんと寝らんとあかんよ?
錦戸:でも、中途半端で終わらせたら嫌やねんもん……
丸山:でも、それで明日とかに支障出ちゃったらもっと嫌やない?僕は寝た方がええと思うな。
錦戸:俺は大丈夫や。仕事終わったらちゃんと寝てるし、ご飯やって疎かにしてる訳やない。
丸山:それとこれとはまた話が別じゃ―――――
錦戸:………さいねん。
丸山:亮ちゃん……?
錦戸:いちいちうるさいねん!俺が勝手に自分の体コントロールして何が悪いん!心配してくてるのは分かるで、でも、限度があるやん!いちいち、いちいち、俺の意見に口出してきて、何が楽しいねん!何が、ッ
丸山:……そうやなぁ。ちょっとしつこかったかも。ごめんな?……でも、僕は体の心配だけじゃないねんで?
錦戸:……………は?(震えた声)
丸山:あ、亮ちゃん自分で気付いてないやろ(笑)あのなぁ、さっきから亮ちゃん僕にワーって言ってるけど、その時の顔、凄い寂しそうな顔してるで?
錦戸:そんな、ことっ、
丸山:"ない"なんて言わせませ〜ん!^^……亮ちゃん、僕は亮ちゃんと喧嘩がしたい訳じゃないねん。亮ちゃんの心の声を聞かせて欲しいねん。まぁ、今ここで愚痴ってええよとは言えへんけど、たまには息抜きくらいしてええんやで?怒られる訳じゃないしさ^^
錦戸:………………言えるわけないやろ。
丸山:……そうやな。亮ちゃん真面目やし。そういえば昔から弱音、全く吐かん子やったね(笑)……あのな、亮ちゃん、今だけ、ちょっとだけ僕の話を聞いて欲しいんやけど、ええかな?
錦戸:…………………………うん。
丸山:亮ちゃんね、たくさん頑張ってるよ。関ジャニ∞を脱退してから、1人で身の回りの事ちゃんと管理して、スタッフさんの気遣いもちゃんとしてる。作詞作曲やって頑張ってるし、1人で頑張るって決めたんやって頑張ってる姿、凄いかっこいいと思う。尊敬するよ。
錦戸:………………うん。
丸山:…でもな、時々休まなあかん。自分では気づいてないと思うけど、今の亮ちゃんの心はな、"辛いよ"、"苦しいよ"、"泣きたい"、"寂しい"っていう言葉でいっぱいやねん。亮ちゃんは、そんな思いを抱えても、それを封じ込めちゃうくらい頑張ってるねん。やからね、たまには、甘えてもええんよ?
錦戸:…………ねぇ、俺、頑張ったの、頑張った、のに、グスッ、ヒッ、もう、や、だ、上の人から、な、たくさん、曲、作ってって、言われるの、グスッ、ヒッ、休まず、作ってる、のに、違う、って、言われる、の、グスッ、ヒッ俺、グスッ、マルと、グスッ、いっしょに、いたい、グスッ、マルッ、ヒッ、褒めてッ、
丸山:うん。亮ちゃんは凄いよ。いっつも頑張ってるし、弱音ひとつ吐かずにやってほんまに努力家でかっこいい。いつも頑張ってて偉いね。
錦戸:ッ、マルッ、ごめ、なさ、グスッ、俺、あんなこと、グスッ、思って、ない、のに、グスッ
丸山:もう、そんなこと気にしてたん?(苦笑)全然大丈夫やで。やって、亮ちゃんの寂しいが爆発しなちゃっただけやもんな?僕、全然怒ってへんよ。
錦戸:グスッ、ヒッ、ふえっ、
丸山:今日はもう寝よ。お仕事は一旦お休み。ね?
錦戸:コクッ、グスッ、ヒッ、
丸山:よしよし、ええ子やね✨じゃあ、寝室へレッツゴー!
END

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