ya side
外に出てから小1時間。
外はだんだん寒くなっている。
上着を着ているからいいが、
etさんの耳は赤くなり始めてた。
etさんは俺の手をぎゅっと握ると
へらっと笑った。
その顔を見ただけで胸が
キューってなる。
etさんの頭をポンポンすると
俺の身体にギューッとしがみついてきた。
俺はetさんが見えなくなるまで
大きく手を振った。
そういえば、俺のこと好きって
言ってくれたけど、
どんな理由でjpと付き合ってんのかな?
ur side
サウナと水風呂の繰り返しで
結構疲れてきた。
プールであんなにはしゃいでたのに
まだ繰り返すとかバケモンなのかよ…
コーヒー牛乳を片手に
部屋へと戻る。
すると奥からもの凄い勢いで
走ってくるrnさんが見えた。
rnのスピードはそのまま止まらず
俺に激突( 抱きついて ) きた。
yaくんとnaさんどこいったんだろう?
2人で…は居ないか。
俺は足早で三階へと向かった。
一階部屋に荷物を置いたら、
早足で三階まで行く。
行き違う人にnaさんが居ないか探す。
すると予想があってたかのように、
306号室の前に
naさんがうずくまっていた。
そう言うとnaさんは首を
左右に振った。
俺はnaさんをおんぶすると、
rnとnaさんの部屋へと向かった。
すぐにnaさんは安心したのか
眠ってしまった。
jpさんの部屋の前に居たってことは
2人なんかあったのかな…
naさんがどんな夢を見てるかは
分からないけど、
悲しい声で、涙を流しながら
そう呟いた。
俺がどんなに思っても、
きっとnaさんの頭の中は
jpさんばっかり。
人が行き違う廊下で
1人そう呟いた。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。