あなたは、真っ黒な世界を選んだんですね。
では、早速覗いてみましょうか。
派生は...最後にネルス像内部に司令さんが入った時からのようです。
ここからの派生をお楽しみください。
ネルス像 最深部
旧3号視点
目の前に広がる、現実とは思いたくない光景。
首を吊った4号と...なにか、あと少しで水没すると言っている機械。
呆然としていた。
こんなこと、今までなかったから。
ネルス像 上部
でも...4号だけは生き残らせないと。
全身で感じる浮遊感。
それと同時に4号を...全力で投げた。
冷たい水に沈む体を抱えながら、俺は意識を手放した_____
4号視点
全身に感じる浮遊感。
それで俺は目を覚ました。
俺の目に映ったのは...
俺を地面に投げ飛ばしながら海に身を投げる先輩の姿だった。
なんで、俺が生きて...先輩が死んだんだろう...
ごめんなさい、先輩...
首の痛さと息苦しさの中で、俺は眠りに落ちた...
後日...ネルス像前にて。
3号視点
目の前の光景を、現実のものとは思えなかった。
いや、思いたくなかった。
首を吊った4号さん。
その体は、もう冷たくて、息をしていない。
4号の手紙
ごめんなさい、みんな。
きっとあなたたちがこの手紙を読んでいる頃には、俺はもう死んでいるでしょう。
先輩...いや、司令は俺のせいで命を落としました。
ネルス像から身を投げながら...俺をこっちまで届けました。
俺は...この罪を背負って生きることができませんでした。
あなたたちから見たら馬鹿げた判断だとは思いますが、
俺は、罪を背負ったまま死んでしまおうと考えました。
何を言っているのかわからないと思いますが、それでいいです。
知ってほしいのは3つ...
司令は海に身を投げて死んだこと。
その原因は俺だということ。
俺はその現実に心がもたず、首を吊って死んだこと。
それだけ、です。
最後に。
何も言わずこんなことになってしまい、ごめんなさい。
恨むなら...勝手に死んでいった俺を恨んでください。
みんな、さようなら。
会えるのなら、また、来世で。
_____その後作られた二基の墓には、いつまでも枯れない花が一本ずつ供えられていたそうな。
これで、この世界は終わりみたいですね。
そういえば。
首を吊った4号さんの顔が泣いていたのは、どうしてなんでしょうね…。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。