第25話

闇の深そうな世界
41
2024/02/14 15:35 更新
あなたは、真っ黒な世界を選んだんですね。
では、早速覗いてみましょうか。
派生は...最後にネルス像内部に司令さんが入った時からのようです。
ここからの派生をお楽しみください。
ネルス像 最深部
旧3号視点
旧3号
4号!?4号!!
目の前に広がる、現実とは思いたくない光景。
首を吊った4号と...なにか、あと少しで水没すると言っている機械。

呆然としていた。
こんなこと、今までなかったから。
旧3号
急いで...4号を連れて出ないと...っ!
ネルス像 上部
旧3号
あー。
こりゃ、無理かもなぁ...。
でも...4号だけは生き残らせないと。
旧3号
はは...じゃあな、みんな。
未熟な司令はここで死にました...ってな。
全身で感じる浮遊感。
それと同時に4号を...全力で投げた。
旧3号
こんなとこで死ぬなんて、な...
まあ、もう悔いはないな。
冷たい水に沈む体を抱えながら、俺は意識を手放した_____
4号視点
全身に感じる浮遊感。
それで俺は目を覚ました。
4号
どう、して...?
俺の目に映ったのは...
俺を地面に投げ飛ばしながら海に身を投げる先輩の姿だった。
4号
俺のせいで...先輩が、死んだ...?
なんで、俺が生きて...先輩が死んだんだろう...
4号
俺はもう、生きてちゃいけない...
4号
手紙さえ書けば、いいかな...
ごめんなさい、先輩...
4号
あなたが身を犠牲に守った後輩は、罪を背負って死んでしまいました...。
首の痛さと息苦しさの中で、俺は眠りに落ちた...
後日...ネルス像前にて。
3号視点
2号
4号...?
1号
そんな...なんで...
目の前の光景を、現実のものとは思えなかった。
いや、思いたくなかった。
首を吊った4号さん。
その体は、もう冷たくて、息をしていない。
3号
足元に...手紙...?
4号の手紙
ごめんなさい、みんな。
きっとあなたたちがこの手紙を読んでいる頃には、俺はもう死んでいるでしょう。
先輩...いや、司令は俺のせいで命を落としました。
ネルス像から身を投げながら...俺をこっちまで届けました。
俺は...この罪を背負って生きることができませんでした。
あなたたちから見たら馬鹿げた判断だとは思いますが、
俺は、罪を背負ったまま死んでしまおうと考えました。
何を言っているのかわからないと思いますが、それでいいです。
知ってほしいのは3つ...

司令は海に身を投げて死んだこと。
その原因は俺だということ。
俺はその現実に心がもたず、首を吊って死んだこと。

それだけ、です。
最後に。
何も言わずこんなことになってしまい、ごめんなさい。
恨むなら...勝手に死んでいった俺を恨んでください。

みんな、さようなら。
会えるのなら、また、来世で。
3号
また来世じゃ、ないですよ...この、バカ先輩...っ
2号
お墓、作ってあげよか...
司令の体は、もうないけど...
1号
そう、だね。
_____その後作られた二基の墓には、いつまでも枯れない花が一本ずつ供えられていたそうな。
これで、この世界は終わりみたいですね。
そういえば。
首を吊った4号さんの顔が泣いていたのは、どうしてなんでしょうね…。

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