第16話

2、大丈夫
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2024/12/15 14:05 更新
まちこりーたside


ふと目を覚ます。


昔の出来事の夢を見ていた。


もう、「昔のこと」なのに隣で寝る彼がまだ好きだ。


明け方の優しい太陽がそっと窓から入ってくる。

近くに太陽希望はあるはずなのに、何故だかとても虚しくて、この気持ちは誰にもわからないだろうと思う。

ベランダのカーテンはそっと風を吹かす。

それを見る度、私は何が間違っていて、何が正解なのか分からなくなる。

ただ私がせんせーを苦しめた、という事実と罪悪感は消えなかった。


あの時、未練を残したまま別れなければよかった、とどれだけ思っただろう。



だから、私は今の状態を嫌だと思っていない。


ニキニキやじゅうはちは私を心配してくれたけど、そんな心配はいらない。



しろせんせー
ん………まちこ?


目を覚ました彼の深い色の髪の毛を撫でる。


まちこりーた
おはよう、せんせー


そうやって声をかけても彼からは応答がない。


きっと、太陽が昇ったことをわからないからだ。


いいよ。


それでいいの。



私はせんせーのために歌うから。



ずっと歌うから。



だから大丈夫。





私は自分の腕にできた痣をそっと隠して、大切なあなたのためにまた歌い始めた。

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