しろせんせーside
その日の眠る時間
俺は彼女に告げた
まちこは眠そうに返事をする
その会話だけだった
彼女は深い眠りに着いた
どれくらい経っただろう
俺は起き上がって気持ちよさそうに眠る彼女を見る
寝ていても彼女の白く細い腕には傷跡が薄らと浮かび上がるのが見える
俺は彼女に謝り、起こさぬようにそっと額に唇を落とした
彼女はもう自由だ
俺が振り回してはいけない
時計を見ると夜中の3時を指していた
俺は裸足のままベランダに出て夜風に当たる
当たり前だけど日は昇らず、真っ暗
まるで俺の人生そのものを表しているようだ
約数ヶ月前、俺がまちこと再会した時あの時のように
俺はベランダに足をかける
一言、最愛の人に別れを告げると俺はベランダから飛び降りた
1年前から
いや、もっと前から
あるいは生まれたその時から
そうする予定であったかのように
俺に近づく“死”はあまりにも呆気なく
いつも通り俺の住む暗い住宅街には、1つの命が堕ちた音以外、何も無い静かな夜が時間を進めていた
愛読してくださってる方、本当に申し訳ない。
ちゃんと完結させます












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。