第4話

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2025/01/30 09:21 更新




———— 私は、本当に逃げられたのか?

だって、私が母から教えられた事は
全部…違ってたから。




(なまえ)
あなた
ここは?




オーター・マドル
魔法局だ
オーター・マドル
ここに私の同僚がいる。
そいつにお前の検査を
して貰う




(なまえ)
あなた
何の
(なまえ)
あなた
頭とか?




オーター・マドル
…身体の状態だ




???
最近口にしたのは?




(なまえ)
あなた




???
…えっと、そうじゃなくて
食べ物は?




(なまえ)
あなた
5歳以降は水以外
口にしてない




???
えぇ…





魔法局?へと連れて来られ、
私よりも身長の低い女の子が
色々検査をした後に
そんな質問をして来た。

ただ聞かれた事に答えただけなのに、
呆れられた。

何故?




(なまえ)
あなた
…ツララ?さんだっけ
(なまえ)
あなた
私、何かした?
面と向かってそんな顔するの
貴女で二人目だよ




ツララ・ヘイルストーン
あ、いや…
特に何もないよ
ツララ・ヘイルストーン
ちょっと別室でオーターと
話してくるから、
君は此処で待ってて




(なまえ)
あなた
…へーへー





———— 別室にて。



No side




オーター・マドル
それで、妹の状態は?




ツララ・ヘイルストーン
凄くマズいよ。
悪い意味でね
ツララ・ヘイルストーン
その…いつ死んでも
おかしくない様な、
オーター・マドル
どういう事だ




ツララ・ヘイルストーン
最後まで聞いて
ツララ・ヘイルストーン
死…凄く悪い状態なのに、
妹さんはピンピンしてる。
こんな事はあり得ないよ
ツララ・ヘイルストーン
魔法でも使わない限りは
ツララ・ヘイルストーン
今の妹さんは、例えるなら
動く死体ゾンビみたいな状態




オーター・マドル
…レナトスの様に、
不死の魔法を使っている?




ツララ・ヘイルストーン
身近な人物で例えたら
そうなるね
ツララ・ヘイルストーン
でも妹さんの場合は、
不死の魔法じゃなくて
強化魔法なんだよね。
しかも無意識で使ってるみたい
ツララ・ヘイルストーン
悪い状態ではあるものの、
強化魔法を身体の隅々に
行き渡らせて、
ツララ・ヘイルストーン
死ぬか生きるかのギリギリを
保ってる…という感じ




オーター・マドル
別室でその話をしたのは、
本人に気づかれた時…




ツララ・ヘイルストーン
…うん
ツララ・ヘイルストーン
強化魔法が解けて、
危ない可能性がある
ツララ・ヘイルストーン
ただ、これから栄養ちゃんととれば
強化魔法が解けても
大丈夫になると思う
ツララ・ヘイルストーン
要は健康な
生活をすれば良いって事




オーター・マドル
…分かった
オーター・マドル
検査ありがとうございました。
後でお礼します




ツララ・ヘイルストーン
まぁ同じ神覚者だし…うーん、
じゃあ
ツララ・ヘイルストーン
いつでも良いから、
あったかい飲み物ちょうだい





———— あなたの名前(カタカナで)が待機する部屋にて。


あなたの名前(カタカナで)side




オーター・マドル
待たせた




(なまえ)
あなた
別に




オーター・マドル
…お前はこれからどうする。
行く当てはあるのか




(なまえ)
あなた
………ない。
ただ、見たいもの見るだけ





花畑…見られたら良いけど、
あれは夢だから。




(なまえ)
あなた
(仮に見られたとして、
その後はどうしようかな)




オーター・マドル
なら、私の家に来ないか




(なまえ)
あなた
は?
(なまえ)
あなた
家…貴方の?




オーター・マドル
あぁ。
一人暮らしだから、
空き部屋がある




(なまえ)
あなた
空き部屋…




「アンタの部屋?
物置で十分でしょ」




(なまえ)
あなた
……………
(なまえ)
あなた
じゃあ、それで




オーター・マドル
(家に着いたら、何を食べさせようか。
ある程度生活に慣れたら
本人に強化魔法の事を話して、
それから…)
オーター・マドル
(ワースに、あなたの名前(カタカナで)が見つかった事を
連絡するか)




(なまえ)
あなた
(…そういえば)
(なまえ)
あなた
(魔力って何?
後回しにしてて
忘れそうになったけど)
(なまえ)
あなた
(それに顔のタトゥー…アザも。
電車に乗るまでは無かった)
(なまえ)
あなた
(私、一体何処に来ちゃったの?)

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