第7話

来れ夏休み!花咲く恋心
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2026/08/04 05:12 更新
校長
校長
ですので皆さん
もうすぐ夏休み
クーラーも効いていない体育館で校長だけが元気な学校集会が行われた
体育館はムワッと熱がこもっていて皆汗を拭いどこか気が滅入る所であるがソワソワしているのを隠せないでいた。
校長の長い話、早く終われと思っている者
長い夏休みの予定を考え浮き足立つ者
もはや眠っている者
などなど三者三様な有り様だったが唯一共通しているのは誰も校長の話を聞いていないと言うことだ

そんな中私はひっそりと夏休みのスケジュールをスマホで確認する、するとそこには、びっしりと隅から隅まで黒く染まっている、バイトからの横恋慕カレンダーが完成していた...
そう私は夏休み前から予定が真っ黒であった...
でもそれを全く苦に思わないどころか嬉しく感じている自分は意外にも仕事人間らしい

クスッと笑い私も夏休みを待ちどうしく思う一員に参加してバイトの予定に思いを馳せた
憂鬱な学校集会も成績表返しも終わり
学生にとって待ちに待った夏休みがやってきた!

海に行ったり、プールに行ったり、夏祭り行ったり、はたまた受験のために勉強したりと思い思いに自分にとって充実した夏休みを過ごしているだろうが....

私は本日も汗をダラダラかきながら事務所に赴きバイト三昧な日々を送っている
スタッフ
スタッフ
マネージャーさん!休憩行っていいよここやっておくから!
(なまえ)
あなた
ありがとうございます!
(なまえ)
あなた
休憩入ります!
バタンと扉を閉めてとぼとぼと歩き椅子に座る
ずっと荷物運びやらスケジュール管理やらで駆り出され1日ずっと走りっぱなしだった足はガタガタと震え本日の営業終了をお知らせした
女子高生だからと若いからと他の人の何倍もの肉体労働を任せられ、疲労が蓄積し、一言で言うと
限界だった...

ぐったりと机にうつ伏せになっていると手に何かが触れた
目線だけ送るとそれは高級老舗旅館の名前が記載されている箱があった
飛び上がってすいませーんと思いながら開けてみるとなんとも美味しそうな温泉まんじゅうが敷き詰められて茶色く艶っと輝いていた
絶対スタッフ用じゃないだろと思い視線を逸らそうとしたが、ぐぅーと腹の虫がなる、疲労困憊していた私の脳は正常な判断ができずに空腹に負けて...

手を伸ばし食べてしまった
なんかもう一個食べてしまったら2個も、3個も変わらないのでは!と罪に罪を重ねて2個、3個と食べていると誰かに肩を叩かれる

突然の事だったし、バレてしまったしでビクッと肩を震わせ、恐る恐る振り返ると

満面の笑みを浮かべるジェルさんがいた
ジェル
ジェル
なんか楽しそうな事してるやん
ジェル
ジェル
俺も混ぜてや
(なまえ)
あなた
...ジェルさん
ジェルさんの目に映っているのは多分
明らかに目の前の温泉まんじゅうのものであろう透明な包み紙が2個、3個と私の目の前に転がっている光景

まさに現行犯逮捕である、物的証拠も挙げられ言い逃れのできないこの状況に

私はひたすら背中に冷や汗をかきながらも何もやってませんけど的な顔でジェルさんを見つめていた

数秒間どっちも引かない見つめ合いの攻防に最初に折れたのは意外にもジェルさんだった

ジェルさんはぷっと吹き出し徐々に笑い声が大きくなり最終的には大笑いしていた
おもろいと言いながらあまつさえ笑いすぎで涙も出しているジェルさんを見て
申し訳なさとそんな笑わないでよくない!と言う恥ずかしさでよくわからない顔をしていたらまた笑われた
ジェル
ジェル
そんなおいしん?それ
(なまえ)
あなた
...怒らないんですか
(なまえ)
あなた
勝手に食べられたのに
だって皆さんのでしょう?と言うと
ジェルさんは別にええやろ、まんじゅう食べられて怒るやつなんかいないやろ
と言いながら本当に何も気にしていないのか、私にお咎めの言葉など何一つかけずに温泉まんじゅうを一つとって食べていた

確かにうまいなこれと呟きながらもう一つ食べようと手を伸ばす姿を見て
(なまえ)
あなた
優しすぎませんか?
(なまえ)
あなた
こう怒るまで行かなくても、食べちゃダメだよー
(なまえ)
あなた
とかの小言でも言えばいいのに
と何が悲しくて犯人が自白しながら己の罰を考えなければいけないのかとあなたが思っていると

ジェルはもう一個食べようとしていた手を止めて頬杖をつきながら微笑む
ジェル
ジェル
なんでか知りたい?
(なまえ)
あなた
はい...知りたいです
そう私が答えるとジェルさん身を乗り出して私の髪の毛を掬い上る

髪の毛の方に視線がいってしまい慌ててジェルさんの方に戻すと翡翠の瞳と目が合い私を射抜く
急な事でえ?え?とパニックになっているとジェルさんは真剣な眼差しかつどこか楽しそうに微笑みながら言った
ジェル
ジェル
あなただからだよ
そう言って立ち上がり嵐のようにジェルさんは過ぎ去っていった

本当に困る

海の日からこうゆうたちの悪いイタズラを仕掛けてくる、こっちの慌てた表情をみると満足げに立ち去って面白がると言う悪趣味すぎる趣味に私は付き合わされている

誤魔化すようにどくどくと早くなった心臓と真っ赤になった頬を誤魔化すために
温泉まんじゅうに手を伸ばしあなたはリスのようにもぐもぐと食べたのであった
ジェルが鼻歌でも歌ってしまうのではないかぐらいの上機嫌さで休憩室から出てくると一人の男が壁に腕を組みながらもたれかかっていた
ジェル
ジェル
なんや、さとみ
ジェル
ジェル
なんかあったん?
そう話かけてもさとみは何も言わずにジェルに近づく

その様子はどこか苛立っているように見える
ジェルの前にいったさとみはぽつりと言う
さとみ
さとみ
あんま勘違いさせるようなこと言うなよ
さとみ
さとみ
あの子可哀想だろ
そうさとみに言われジェルはあーっと納得する
なるほどそういうことかとさとみが苛立っている様子がわかりジェルは余裕綽々と言った物腰でさとみに言う
ジェル
ジェル
別に全部本心やし
ジェル
ジェル
勘違いしてくれた方が俺は嬉しい
ジェル
ジェル
やって俺
あの子好きやからと言うとさとみは何も言わずに黙り込む、そんなさとみにジェルはさとみの肩を叩いて
ジェル
ジェル
俺本気やから
と言い残し立ち去るそんなジェルをさとみはただ黙って立ち去る背中を見ながら

拳を握りしめていた
ジェルに宣戦布告されたさとみ果たして自分の気持ちに気づくことはできるのか

そして他のメンバーとの進展はいかに...

次回 プールで勃発あなた争奪戦!

お楽しみに!

るぅとくんと莉犬ところんくん出せなくて申し訳ないです
次回はフルで出しますし全メンバーの恋愛模様も書きます多分
ほぼ!毎日6時前投稿するので見に来てくれたら嬉しいです

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