朝が来た。やはり寝ているとあっという間に時間が過ぎる。軍校が休講していた為、生活リズムが崩れていたのだろうか?良く寝たはずなのに眠気が取れない。
起きなければ遅刻してしまうので、気合いで身体を起こした。
「 ふぁあぁ〜、ねむ …… 。 」
そう呟いてベッドから降り、リビングへ向かった。時間は6時37分。7時30分に家を出れば間に合うので、まだ時間はあるだろう。だが、ゆっくりと準備をしていると確実に間に合わない。いつも通りのスピードで、いつも通りの準備を行おう。
一通り準備を終わらせ、時計を見る。
7時23分。少し早いが、まあいいか …… 。
誰もいない家に向かって一言、 「 いってきます。 」と一言呟き、軍校へ向かった。
軍校に到着し、自分の席に座った。周りの奴等もお互いにおはよー、等と言いながら雑談をしている。暫くしてHRの時間になると、教室前方の扉をガラガラと開けながら担任が入ってきた。教卓の前に立ち、チャイムが鳴りきったことを確認して口を開く。
『 はーいお前らおはよう。無事だったか? 』
『 無事だったぜ先生ー!!そういえばモブザキが来てないっぽいんだけど休みっすか? 』
『 あァ、モブザキか。……、彼奴な、1週間くらい前から家にも帰っていないそうだ。警備軍が捜査してくれたんだが、どうやら被害に遭ってしまった可能性が高いらしい。 』
担任がそういうと、教室内の雰囲気が一気に暗くなった。やはり、同胞が居なくなるというのは悲しいものだ。そんな中担任がまた口を開く。
『 これ以上の被害は出て欲しくないからな …… 。お前ら、しっかり自衛するように。 』
担任がそんな話をした後、HRが終わった。1限目前の時間は、モブザキの話で持ち切りだった。それもそうだろうな、クラスメイトが行方不明なんだから……。
1限目が始まろうとしている時、全校に伝える大事な用事がある際にのみなるチャイムの音が鳴った。学校中に時が止まったかのような静寂が少しだけ訪れる。
[ えー、5-Fのあなたのフルネーム、あなたのフルネーム。大至急学長室へ向かいなさい。以上。 ]
…… え、今呼ばれたのって俺?いや5-Fに同姓同名いないから俺 …… なんだけど。
なんかやらかしたっけ …… ?という不安に駆られつつも席をたって扉まで向かっている途中、クラスメイトから『 お前何しでかした? 』と言われたが、「 わからん …… 」等と返して向かった。
学長室の前に着いた。職員室と同じ入り方で大丈夫 …… なのか?等と考えつつ、俺は3回扉をノックし、よく通る声で
「 失礼致します。あなたのフルネームです。 」
と言った。そうすると学長室の中から
『 おぉ来たか。入って良いぞ。 』
と学長からの返事が帰ってきた。入室するために少しだけ重い扉を開けた。ギギギギ、と音が鳴る。
扉の奥には学長 …… と
『 Guten tag、あなたのフルネーム。調子はどうだい? 』
『 急に来てしもうて申し訳ないわ、びっくりしてもうたやろ? 』
…… は!?まて、なんでこの人らがこんな場所に来たんだよ!?
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こちらにて語句説明などしているので、「これ何?」と思ったものがありましたら是非ご確認ください!!











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。