家に帰ったらソユからめっちゃ電話来てた
仕方なく電話をかけた
それは、、無理かもしれない
なんだよ、俺のこと知らないくせに
まじで意味わかんねえ
なんで、スニョンは俺を期待させるようなことばっかするのか
俺が辛くなるだけなのに
俺は、きっとスニョンを諦めることができる
大丈夫だ、
俺だって彼女作って遊び呆けてやる
スニョンなんて忘れて
歌を作ろう
ーーーー
あぁダメだ
全然歌詞が出てこない
出てくるのは俺がスニョンにもっている気持ちを表した文だけ
なんだよ、さっき忘れようと決めたばかりじゃないか
も、いいや
今回は失恋ソングにしておこう
ーーー
愛してるからこそ、愛してるって
言葉じゃ足りなくてどんな言葉を選び出しても
君一人に愛を注いでいた僕を置いてどこに行ったの?
僕のことが嫌いになって離れていったの?
・
・
・
俺は平気だよ
会いたくなんてない
心にもない言葉で嘘でもついていないと
そうしてないと
心がどうにも言うことを聞いてくれないから
戻ってきて 戻ってきて 戻ってきて
片割れがいないままどうやって1人で生きていけって言うのさ
泣きたくない
ーーーdon't wanna cry
タイトルは、泣きたくない
これはきっと俺の本心なんだ
俺はスニョンに戻ってきてほしいんだ
でも、それは不可能
俺は、スニョンに、、男のスニョンに告る勇気などない
0%だ
女にすら告ったことの無い俺にどう告れというのだ
ま、告ったとしても振られるだけだろうな
あいつはもう男など好きではない
男って、、誰が好きだったんだろうか
それだけ聞いて、俺の恋を終わらそう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。