とにかく暗闇に墜ちていく生活だった
毎日暴力を受ける
親が逆らうことの出来ない敵のように感じ
それでも、殺すことは出来ない
私は苦痛だった
ヒーロー活動で笑顔を繕いながらも
【死にたい】
と思う日は山ほどあった
そんな私を照らしてくれたのは
私よりも年の低い少年だった
彼は世間では批難されるヴィラン
しかし、私の中では苦痛を解き放ってくれた英雄
『イレイザー!』
イレイザー!!
身体を見渡す
・
・
・
数日後、
学校に呼び出される緑谷
彼のヒーロー知識で少しでも有力な情報を得ようと試みる
ノートを開き、早口で話し始める
メモ張を閉じて言う
バタンッ】緑谷が扉を閉めて出ていく
机に崩れ落ちるように流れ込む
『こうするしかなかった…ごめんね相澤』
USJで俺に言った言葉
『私たち絶対に四人でヒーローになろうよ!』
『うちらならいけるって!!』
『山田が突っ走って、白雲がまとめる』
『相澤は周りを客観的に見れるし!…
私もこのメンバーならやっていけると思う』
『チームとか組んだりしてさ…ほら考えるだけで楽しそうじゃん』
転校しても…同じヒーローという目標を目指せば
その先でまたアイツと会って話せると思ってた
…ヒーローとヴィラン
そんな形で会いたくなかった













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!