霧の濃い森の中
私はレオリオを担いで走るヒソカについて行く
…オ"ッエー
・
そうしてるうちにサトツさんの姿が見える
ゴールに辿り着いたっぽい
ヒソカはレオリオを木の側に下ろす
そして人混みへと進んでいった
ハァ、アイツは掴みどころが無いな
ため息を吐きながら
レオリオのそばに駆け寄る
頬が腫れているだけで骨に影響は無さそう
多分見られてない…使うか
術式を呟くと
レオリオの頬が明るく光り
頬の腫れは治った
この調子だと数分の内に目を覚ますだろう
すると奥から声が聞こえる
私はゴンの頭を撫でる
なんか弟ができた気分…(
一度ゴン達の元から離れた
眠い…
さっきは取り乱してしまったなあ
ガキ一人殺られるくらいで
こんなに身体が動くなんて思わなかった
ま、元呪術師なら当然身体も動くか
とにかく気を改めないと…
ストレス溜めてると気分が悪い
恐らくストレスの原因であろうヒソカが
私の元に来て手をひらりと振る
いつまで付き纏うんだコイツは…
そう思っていると
サトツさんはそう言って森の中へ戻って行った
なるほど
試験ごとに試験管も変わるってことか
___ガタッ
今度は目の前に扉が開く
その奥には
露出の高い服装をした女性と
その後ろでは大きな腹を出した大男がいた
__ザワザワ…
周りが一気にザワつく
料理なんていつも悟が作るか
ウー○ーだし
上手くできるのやら…
2次試験の内容は要約すると
指定された食材を自分でハントし
料理を作って
試験管に美味しいと言わせると合格
2人が満腹になった時点で試験終了…
って事は早い者勝ちか
…まあ、要するに
豚を捕まえて焼けば良いんだ
ならいける
仮に失敗したとしても何かしら盛り付けて
誤魔化せば良いだろ
試験管の合図で
みんな一斉に森へ向かった
人の目がない事を確認して
森の中へ瞬間移動した
______________
結構探したけど
…全然いない
ていうか気配すらない
そう考えながら森を歩いていた
すると
< ドドドド……
何かしら気配がしてその方向へ顔を向けた
そこにはゴン達が
巨大な豚達に追いかけられていた
そう手を振ってこっちに来る
豚を連れて。
うーん
どこかに弱点はありそうだけどな…
ここで術式を使う訳にはいかないし
気絶だけさせるか
そう考えていると突然
ゴンが豚の額に攻撃をして
豚をノックアウトした
どうやらゴンをみて
他の受験者達も額を狙いだした
私もゴンに習って豚の額へ蹴りを入れる
豚は叫び声を上げて気絶した
その隙に豚を会場まで運んだ
難しい
火加減調節ってこんなにムズいもんなの
焦げたり生のところが多い…
その隙にどんどん受験者は食べ物を
試験管の所へ持って行くが
未だに合格者無し。
すぐそこで
クラピカが放心した表情で戻ってくる
ブツブツ何か言ってるのかと思ったら
403番ってレオリオじゃン
かわいそー…笑
早く私も料理完成させないと…
何とかできた
とりあえず持って行こう
・
二人の前に作った料理を差し出す
その料理にメンチは驚いた表情を見せた
二人の目の前に置かれた料理は
豚の「ぶ」の字も無いくらい
原型を留めていない
ただの紫色の液体だった
二人はとりあえず試食した
嬉しそうな表情を見せたブハラは
◯を出してくれた
アレ、なんか褒められた…
ズコぉぉぉぉッ!!
そこは「◯」出せよ…!
せっかく期待してのに
メンチに「どんまい」と言われた私は
ズーン…、としながら戻っていった
こんなに周りの評判が悪いなんて…泣
見た目より普通味でしょーが
ちょいと厳しすぎるヨ皆さん…
そんな風に思っていると
私の作ったスープを飲んだゴンは言った
スープを全部飲んでくれたゴンに
私は泣きながら抱きついた
そして…
終わっちゃった
__ザワザワ…
周りも困惑してる
するとそこで
バキッ!、と調理台を破壊する音が聞こえた
まぁ、流石にキレる奴ぐらい出るか
しばらくキレた奴がメンチと揉めていると
メンチに襲いかかった奴は
ブハラの手によって
入り口まで飛ばされて行った
この世界、マジで普通じゃねぇな
そう思っていた時
< それにしても合格者0はちと厳しすぎやせんかぁ〜
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。