じんside
俺、みやかわくんの事好きになれるのかな。
正直なれない気がする。
本当に申し訳ないけど。
俺、ホントに寺島君が好きなのかな。
キモいな。うん。
俺みたいな陰キャが男が好きとかw
笑っちゃうよ…w
ほんと。
...
ッうぅ...
あれッ
なんで泣いてるんだ?...ッ
乙女みたいでキモい。
俺。色々とキモすぎ。
よし。
告ろう。
そうすれば少しは気持ちがスッキリする気がするから。
結果は目に見えてる
それでもいいんだ。
いいんだ...
気まずくなっても...
もうッ話すことなんてなくなってしまうッかもしれないけどッ...
ウゥ...
~学校~
こんな事言うのも今ので最後なのかもな。
ほら。そんな笑顔見せられたら惚れちゃうよ。
~放課後~
...
心臓が今までに無いくらいドキドキしている。
...は?!
思考停止。
ギュッ
ギュッ(強く抱きしめ返す)
俺の手首を持って
寺島君の胸に当てた。
そして、寺島君の大きな手で頭を撫でてくれた。
徐々に深いキスをした。
帰りは仲良く二人で帰った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。