私は実

最近、残業続きで疲れているOLだ

と、一人ぶつぶつ呟きながら歩いていた

ただ、この辺にはスイーツ店などない

…はずだった

「スイーツ店　悪魔のおやつ」？

そう思って私はスマホで調べてみる

しかし何も出てこない

そう思って私は扉を開けた

そう言った店員を見ると…

そう言って私はカウンターの近くの席に座った

そう言ってグリルさんは小麦粉や砂糖、卵、生クリーム、チョコレート、牛乳などの材料を取り出した

そしてその材料をボウルに入れて、かき混ぜる

そしてチョコレートの匂いが漂う生地が出来上がった

そう言ってグリルさんは生地を型に入れてからオーブンに入れ焼き始めると、コーヒー豆を剃り始めた

ゴリゴリゴリゴリゴリ

と、店内に心地の良い音が響く

そして生地が焼き終わると、作ったクリームとチョコペンで生地をデコレーションする

そして二層目を重ね、それにもデコレーションをする

そして出来上がったそれは、見ただけでわかるザクザク感、そして上に乗った生クリームがその見た目のバランスを保っていた

そして、コーヒーと一緒にそのチョコケーキが出された

私はそれを見ると、つい写真を撮っていた

それぐらい、完璧な見た目だった

私の手は、震えていた

このケーキは、フォークを入れるのを躊躇うぐらい完璧だ

しかし食べないのも勿体無いので、恐る恐るフォークを入れて、一口サイズにするとそれを口にする

私の口には、ザクザクなチョコケーキの食感と甘いクリームの味が広がった

そのザクザク感は、まるでケーキとは思えないぐらいの食感だが、この食感がまたたまらない

噛むたびにザク、ザクと音を鳴らしながら口の中に広がり続ける

そしてチョコの少しの苦みを、生クリームが飽和してくれる

しかし、それだと少し甘い

それをコーヒーの少し苦い甘さが、全ての味覚のバランスを調和する

私の手は、止まらなかった

一口サイズのケーキを口に運び、味を噛み締めた後にコーヒーで流す

疲れた体には、このケーキは、体に沁みた

そして、コーヒーを飲み干し、机に置くと、言った

そして、私の新たな生活が始まった

作者から

一度はこう言う飯テロ系を書きたかったのですが、挑戦してみました

ただ、表現が上手くできないのもあって、これから参考にしていきたいのでアンケートに答えてください