第5話

『体育祭』#1
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2023/10/14 09:41 更新

♡岩本さんの口調が難しくて、似てないと思われるかもしれませんがご了承ください







照side





『美人』




それが、俺が借り物競走で引いたお題だった。


「……うそだろ」




今は体育祭の真っ只中。俺は、最大の危機に面してしまった。


だってさ?

誰を選んでも、周りからの視線が痛いじゃん。好きな人?とかよりはいいかもだけど。



…ちなみに俺は結構、影響力のある方だと思う。
学級委員長になっちゃったし、友達にも恵まれてる。告白された数も、まあ、うん、少なくはない。


はぁ、どうすればいいんだ。俺。



そんなこんなで長考していると、実況係の声が飛んでくる。


「あれ?2年1組の岩本くん、立ち止まっちゃいましたね〜。どんなお題を引いたのでしょうか!」


周りのざわめく声が聞こえる。
ああ、もうもうこれ以上止まってたら怪しまれるじゃないか!





………よし、こうしよう。

俺が「自分のこと美人だと思う人」と大声で聞く。
そして、ノリがいい男友達に手をあげてもらおう。どうにかして。それで、そいつを連れてく。

うん、我ながらいい考えだ。


もうあとは決行するしかない。




「うーんと、えっと、自分のこと美人だと思う人、俺んとこ来て!」


と男友達がいるら辺に向かって叫ぶ。よし、女子は数人しか気付いてないな。
人生の中で初めてなぐらいの、目力を発揮する。


頼む、気付いてくれ!





お、気付いたか?



…来る気配がない。絶対に気づいてる。だけど、来ない。めっちゃこっち指さして笑ってるし。
あー終わったんだけど。








絶望にくれていたその時、







「はーい。」



と、後ろから声がした。








久しぶりの投稿ですみません!

まだ続くので、気長に更新待っててくださると嬉しいです☺️

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