第50話

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2019/09/02 09:27
緑「ヴッ…」
麗「デクくん!大丈夫?」
緑「麗日さん…ここは?」
麗「保健室!…惜しかったなぁ〜」
緑「うん…」

轟「お、緑谷起きたか?」
緑「轟君!」
轟「火榁から伝言だ。
"守れるものは今守らなきゃだめだ"
ってよ」
麗「ん?意味は?」
轟「俺は分かんねぇ…じゃあな」
緑「・・・。」


麗「うーん…どういう意味なのかな?デクくん分かった?」
緑「え?う、うん…まぁ…」
麗「そうかぁー。まぁデクくんは分かっとったらいいや…じゃあ私も戻るね!」
緑「うん!ありがとう麗日さん」










"守れる時はものは今守らなきゃだめだ"

か。
















『はぁ〜…ちょっとやり過ぎた』
上「ちょっとどころじゃねぇだろ!」
耳「結構やってたよw」
『アハハ…』

ガラガラ

麗「デクくん!おかえり!」
『た、ただいま』
飯「大丈夫か?怪我の方は」
『うん!リカバリーもしてもらったし…』

ガラガラ


相「席につけー」












相「あと、今日の実戦だが…火榁。もうちょっと加減しろだと」
『は、はい…』
相「んじゃ解散」


















麗「飯田君!飯田君!」
飯「なんだい?麗日君」
麗「シーッ!ちょっとちょっと」
飯「??」



















緑「フゥ…麗日さん、飯田君一緒に帰ろ!」
飯「すまない緑谷君。少し用事があってな」
麗「私もなんよ。ごめんなぁ」
『なぁに?お茶子。用事っt』
麗「そうや!!デクくん、あなたと一緒に帰ったら?」
飯「それはいいぞ!ではまた明日な!緑谷君」


え?























え?

















えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ???!!!

















『なんなんだあれ…ま、いいか。デクくん帰ろ』
緑「う、うん…」


飯「どうだ麗日君?」
麗「作戦大成功!」














ガタンゴトン…ガタンゴトン…






『…ごめんね、今日…やり過ぎちゃって…』
緑「ううん…どうせはあぁなるんだと思ってたし」
『諦めてたの?w』
緑「まぁねw」
『フフッ…ねぇ、私に言いたい事ってなんだったの?』
緑「…それは勝ったらだから…」
『いいじゃんか!言いたい事は今言わなきゃだめだよ!』
緑「?!」
『同じ事言ってるって思ってるでしょ』
緑「う、うん」
『私、昔からそうなんだよね。考えるよりもう動いちゃうからさ』

僕と同じだ

『1つに集中したら離れられなくなるし』

それも…

『それでいろんな人に怒られちゃうんだ』

これも…

『なんかデクくんと似たとこあるね』

似すぎだよ

緑「そうだね。…"今"か…」
『うんうん!』
緑「じゃあ言っていい?」
『うん!』


緑「あなたさん…僕、君が好きだ」






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