阿部side
2019.2.1
次の日。
あなたは、熱が下がった。
とは言っても、前日記者付きの稽古がある。
それに、母親の件だってある。
来ないとなんて限らない。
全通しリハをして2幕の着替えの時…
急いで楽屋の方に向かった。
そしたら…
ドタン!!バタン!!ガッシャーンッ!!
楽屋に入ったら…
そこに居たのは、母親じゃなかった。
マネージャーの透晴とあなただった。
まずい…このままだとっ、、
昔の事を思い出して、過呼吸になってる。
ふっかの声でハッとした。
透晴がすぐ傍に近づいて来てた。
あなただけは守らないと…。
刺されるって思った瞬間…
照が何処から持ってきたのか分からない刺股を持ってきて透晴を壁に押し付けた。
あなたの事を守るって決めてた。
ずっと昔から。
その後、透晴は警察に連行され、その後の稽古は少し時間を置いて再開した。
でも、これだけに留まらなかった。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。