目が覚めたら朝だった。
すんごくよく眠ったけど…
結構飲んだからあまり記憶ない…汗
多分チャニが運び込んでくれたんだよね。
でも、色々話せたからか気持ちが
すっきり割り切れた気もする。
サイドテーブルに置かれたメモには
【水たくさん飲んで】
このメモ書きの感じは…
確かにリノの香りがした記憶がある…
それにちょっとやらしい夢も見たな。汗
でも、本人はあまり絡んでない。
顔を合わせても挨拶だけのやり取りが
最近の事だった。
疲れてたんだと思うことにした。
ブーッブーッ
またやな予感がする。
またしても忘れ物届けてと。
慣れて来たよそろそろ…
会場までタクシーに辿り着いた。
撮影してるらしいけど…
ガチャッ
冗談だったんだけどな…汗
ハニちゃんに荷物を渡して…
お暇しようとしたけど
このオンニ…私の扱い慣れて来たよね!?
そんな事も予測してたけど…
毛穴から色気と可愛らしい感じが
ムンムンしてる…
足細長いし…アイドルと言われても
疑わないくらい可憐。
そんなこと言われたら
めっちゃ気になるのが人ですよね!?汗
近いんじゃない!?
なんかちょっと調子狂うな…
リノも笑顔でやり取りしてるから
結構昔からの知り合いとかなのかな…
彼女のハスキーな声がセクシーで
こちらまでつい聞き耳たててしまう。
相変わらず人使い荒いな~
イエニの髪の毛を乾かしてると…
2人の和気藹々な空気に胸がズキっと…
イエニの髪の毛を乾かして…と…
あとはヘアメイクになるから…
気さくに挨拶をしてくれて
オーラというか…
私には【敵わない】って言葉が
脳裏にチラついた。
良い人なんだろうけどなんか
ちょっとだけモヤモヤしてるのは…
私の知らないところでは皆んな
こんな感じの会話してたらしいです。怒
このモヤモヤのままリノに呼ばれて
ついて行った。
人気のない廊下。
やばい私めっちゃやなやつじゃん…汗
リノの静止を無視して控室に戻った。
自分がこんな幼稚でびっくりしてる。
ピリちゃんがブラウニーを
一口サイズにして私にフォークを
近付けた。
所謂あーんしてくれたわけだ。
甘いものに限る!笑
気持ちが落ち着いて仕事を続けてるけど
スタジオにはリノの姿が見つからない。
廊下に出ると見覚えのある2人組が
1人はリノで…もう1人はハルさんだ。
…こんなところでヒソヒソ話か…
…ズキンって心臓が鳴った。
私がモタモタしてるから違う人の
ところに行ってしまったんだ…
モタモタしてる!?何で…
何となく無視して来た自分の気持ち…
でも、次の瞬間ぐいっと誰かに
引っ張られてその人はグングン手を引いて
その場から私を引き離した。
いつもの甘えた感じじゃない。
そこに居るのはちょっとクールに
私を見下ろすイエニがいた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。