第34話

三十二話
549
2025/10/14 10:22 更新





芥川龍之介
……

あなた
……

中原中也
おい、手前ら今の今まで何してた




今、私と芥川君は中也に詰められている








では何故私と芥川君なのか











事件が起こる数分前





あなた
何故こうもマフィアはやる事が多いの、、?




ため息を吐いていると携帯に着信があった





構成員
"あなたの名字さん!急がないとどんどん
仕事増えてきますよ!"




新人からの催促





構成員
"早く終わったら皆んなでケーキ屋に行きましょう!"



催促からの嬉しい言葉





あなた
ケーキ!早く終わらせないと!!




そう考えて走ってしまったのがダメだった






資料を抱えながら走り曲がり角から歩いてきた黒い服の人とぶつかってしまったのだ









あなた
ふぎゃ!



手に持っていた資料はまとめているわけではないのでバラバラになった






あなた
あぁ!順番があるのに…!





床に散らばった資料を拾うためしゃがんだ





芥川龍之介
ケホッケホッ




その咳を聞きもしやと思い顔をあげると怪訝な顔をした芥川がこちらを見下ろしていた





あなた
ヒョッ!

あなた
あ、あ、あ、あ、芥川さん!





まさかここで芥川に会えるなどと思ってもいなかった





あなた
こ、こんにち、、




芥川龍之介
……




立ち上がり芥川に挨拶するもそれを無視して私の横を通り過ぎた





あなた
……




普通の反応だと思った、だって私は構成員だから








だが、こうも冷たい態度は慣れない





あなた
構成員って大変だなぁ

再び資料を拾い始めると







また携帯に着信があった





あなた
太宰さん?

                      ↑
     実は前会った時、連絡先を交換していました



芥川龍之介
!?

あなた
何の用、、




メールを開こうとしたその時、いきなり手首を芥川に掴まれた






芥川龍之介
何故、一構成員の貴様が太宰さんの
連絡先を知ってるんだ




ギギッと手首を強く掴まれた





あなた
い、いた…

芥川龍之介
答えろ

あなた
前、一度会った事があるんです…それで、、

芥川龍之介
だから何故関わりもない
貴様が知っているんだ

あなた
それは私にも、、分かりません…


手首に感じる痛みがどんどん増していった




芥川龍之介
不快だ

あなた
……

芥川龍之介
貴様のような何処にでもいる構成員に、、

芥川龍之介
何故太宰さんは、、

あなた
……




何故かなんて私が知りたい、偶然会って、偶然もらっただけだっての





そして芥川は私を睨み




芥川龍之介
実に不快だ





またこう言った、今回は"実に"と付けて



あなた
(そこまで言わなくても…!)




そしてその言葉を言い立ち去ろうとした





あなた
(なんかイラッ💢)




だが、ここで芥川に何かしようと思ったのも間違いだった






そして私は死ぬ覚悟で芥川のコート部分を引っ張った






芥川龍之介
!?

芥川龍之介
貴様…!

あなた
じゃあこれ拾うの手伝ってくれたら
何故知ってるのかちゃんと話します




私は床に散らばった資料を指差しカタカタと震えながら言った





芥川龍之介
……




一回ブワッと黒獣が出たが、







黒獣はおさまりコートを掴んでいる私の手を払い資料を拾い始めた





あなた
え、マジ?

芥川龍之介
……




てっきり断られると思っていたため逆にカチコチになって私も拾い始めた







全ての資料が拾い終わった時、私は窮地に立っていた





あなた
(太宰さんの理由考えてない…!!
やり返したい一心で引っ張ったから…)

芥川龍之介
おい、終わったから答えろ




芥川はこちらに寄りながら怪訝な顔で言った




あなた
しょ、少々お待ちください!!



私は資料の順番を整えるフリをして理由を考えていた





芥川龍之介
何故太宰さんの連絡先を知っていた

あなた
えっ、えっとですね…




芥川の顔がどんどん怖くなっていき、私は少し後退りした


芥川龍之介
話すと言っただろう

あなた
は、はい、言いました




後退りしているうちに遂に壁に追い詰められた





あなた
(やばい…)



ソロ〜ッと逃げようとしたらダンッ!!と目の前に黒獣が壁に刺さった




芥川龍之介
貴様、逃げる気か

あなた
いえいえいえいえっ!そんな事いたしませんよ!



そして体の向きを変えるとまたダンッ!!と今度は反対側も黒獣で行く手を阻まれた







今の状態はまるで壁ドン(ドンしてるのは手じゃないけど)



芥川龍之介
早く答えろ

あなた
そ、それはですね、、、、えっと、、



答えようとした時、ガシャン!という音が聞こえた





芥川龍之介
あなた
何の音、、

あなた
中原幹部、、?




音の方を見ると私達を見て驚いた顔で見ている中也がいた






中也の手にはワイン瓶があり、先程の音はワイングラスが割れた音だったのだろう







意地でも高い酒は割らない





そして冒頭に戻ります








初登場で芥川君中心の話になりました
ここでやっと登場させることができて嬉しいです!



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