「おはようございます。」
と私が入ると、先輩達が険しい顔で集まっていた。
「どうかしたんですか?」と声を掛けると、
「あーななみちゃん!おはよー」
「実はね、テテさんの担当の人がね風邪引いちゃって、、」
「どうしようか今、話し合ってたの。」
「え?それやばいやつじゃないですか?」
と驚くと
「そうなの!」
「私、やりましょうか?」
「先輩たちは他に、仕事ありますけど、」
「私は、じみんさんのメイクアップだけなので、テテさんのメイクアップも私がやりますよ。」
と提案すると、
「うーん?」
「じゃあメイクアップだけ、お願いできる?」
と答えてくれた。
「はい!」
と私も答え、準備をする。
メンバー達が入る。
じみんの方が早めの方が良いと言われたので、
彼のメイクアップを先にした。
その後、テテさんのメイクアップをする。
「처음 뵙겠습니다 오늘 담당 것이 휴가라서 내가 송도가 담당합니다.」
(はじめまして、今日は担当の方が、お休みなので、私、松島が担当します。)
と挨拶をした。
すると
と返された。
私は、
「잘 부탁드립니다 그럼 시작합니다」
(よろしくお願いします。それでは始めます。)
と仕事をした。
彼だけでも、大変なのに、テテさんもなると
忙しかったけど、達成感はすごかった。
テテさんはフレンドリーでとても仕事がやりやすかった。
楽しい時間を過ごしていた私。
彼が、焼きもちを焼いて、ずっとこちらを向いている事にも気づかずに、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!