第11話

焼きもち
52
2020/11/28 04:02
「おはようございます。」

と私が入ると、先輩達が険しい顔で集まっていた。

「どうかしたんですか?」と声を掛けると、

「あーななみちゃん!おはよー」

「実はね、テテさんの担当の人がね風邪引いちゃって、、」

「どうしようか今、話し合ってたの。」

「え?それやばいやつじゃないですか?」
と驚くと

「そうなの!」

「私、やりましょうか?」

「先輩たちは他に、仕事ありますけど、」

「私は、じみんさんのメイクアップだけなので、テテさんのメイクアップも私がやりますよ。」

と提案すると、

「うーん?」

「じゃあメイクアップだけ、お願いできる?」

と答えてくれた。

「はい!」

と私も答え、準備をする。

メンバー達が入る。

じみんの方が早めの方が良いと言われたので、
彼のメイクアップを先にした。

その後、テテさんのメイクアップをする。

「처음 뵙겠습니다 오늘 담당 것이 휴가라서 내가 송도가 담당합니다.」

(はじめまして、今日は担当の方が、お休みなので、私、松島が担当します。)

と挨拶をした。

すると
テテ
テテ
はじめまして!
えへへ
よろしくね。
と返された。

私は、

「잘 부탁드립니다 그럼 시작합니다」

(よろしくお願いします。それでは始めます。)

と仕事をした。

彼だけでも、大変なのに、テテさんもなると

忙しかったけど、達成感はすごかった。

テテさんはフレンドリーでとても仕事がやりやすかった。

楽しい時間を過ごしていた私。

彼が、焼きもちを焼いて、ずっとこちらを向いている事にも気づかずに、

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