第8話

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2025/07/24 00:02 更新
 私が善逸くんに会えたのは蜜璃ちゃんが訪れた3日後のことだった
善逸
あなたの名前ちゃん!
あなた
善逸くん久しぶりだね!
 怪我をしてないことに安堵する
 ここ最近は怪我が多かったので尚更だ
あなた
よかった…今日は怪我してない!
善逸
そんな毎回怪我するわけじゃないからね!?
 もう慣れた様に善逸くんの隣へお菓子を持って腰掛ける
あなた
ふふ、だって怪我多かったからつい
善逸
確かにそうだけどさぁ!?
 二人で顔を見合わせて笑い声を上げる
あなた
まぁでも会えて嬉しい!
善逸
俺もあなたの名前ちゃんと話せるの嬉しいからよかったぁ!!
 いつもの様にお菓子を食べて
 他愛の無い会話をして
善逸
あ、俺そろそろ行かなきゃだ
 善逸くんは雀を見てまた帰って行く
あなた
そっか、
善逸
次は明日会えるよ!
善逸
だから待っててあなたの名前ちゃん!
 いつもと違ったのは次会える日が分かったこと
 私は明日も会えることに胸を高鳴らせた
あなた
ほんと!?
あなた
すっごく嬉しい
 心の底からの満面の笑みで喜ぶと善逸くんは顔を赤らめていた
あなた
…善逸くんどうしたの?
善逸
っあ、ごめんごめん!!
善逸
俺も嬉しくてつい!
 善逸くんも喜んでくれてる事が嬉しくて自然と顔が熱くなる
そっか、私だけじゃ無いんだ…
あなた
そっか!!
あなた
じゃあまた明日ね!
善逸
うん!また明日ねあなたの名前ちゃん!
 いつもの様に家とは逆方向に走って行くキミを見つめながら明日も会える喜びに浸っていた
あなた
明日会えるんだ…




















翌日その約束が果たされることはなかった
あなた
どうして…、?
 何か用事ができたのかも知れない
 もしかしたら風邪をひいたりしたのでは無いかなんて考えには辿り着かず
 ただただ
あなた
私のこと嫌いになっちゃった、?
 そんなことしか思い浮かばず涙が止まらない
 朝から会うことを楽しみに店をうろちょろしていた
 けれどいくら待っても来る気配が無い
 善逸くんがいつも帰る夕方になってようやく待つことを辞めた
あなた
…善逸くんの嘘つき
あなた
大嫌い
 いつもみたいに会える約束なんてしなければこんな思いはしなかったのに
 何かあったのでは、なんて心配よりも裏切られた気持ちが勝ってしまう
 次会ったら問い詰めよう
あなた
善逸くんも嫌いになっちゃったのかな…
 そんな思いを肯定するかのように善逸くんはパタリと来るのを辞めてしまったのだった
さくしゃ
え、微妙くね
さくしゃ
自分に萎えた

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