第34話

31話 火薬の匂い
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2022/06/03 10:00 更新
太宰「それにあれ、高性能爆薬だよ。犯人の言う通り、あれが爆発したらこのフロアぐらい吹き飛ぶね」
敦「そんな・・・・・・」
ハル(太宰さんって心音とか操ってるのかな?嘘ついてるときも分からないんだよな)
ハル(ていうかあれ高性能爆薬じゃない、っていうより中に入ってないよね)
ハル(火薬の匂いしないもん)
私は火薬の匂いを知っていた。
私の家は厳しい家だ。
勿論、花火をしたことがあるわけではない。
ハル(でもあの銃は本物かな)
諸事情により、その匂いを知ってしまったのだ。
まあ、その諸事情はまたいずれ話そう。
太宰「爆弾に"何か"を覆い被せれば、ある程度は爆風を抑えられるかもしれないが・・・」
ハル(何かって、その何かがあったらこんなに困ってないでしょ)
太宰「この状況じゃあね・・・・・・。しかも女性を人質に取るとは、卑劣な・・・」
ハル(あれ?あの二人ってもしかして・・・・・・)
敦「あの女の子は?」
太宰「彼女はナオミちゃん。バイトの事務員さんだ」
ハル(兄妹じゃん)
敦「バイトさん!?それじゃあ完全にとばっちりじゃないですか!」
ハル「敦さん、だから声が大きいですよ」
私は一応注意をした。
ハル(まあ、入ってきたのに犯人が気づかない時点で、おかしいと思うべきだけどね)
国木田「どうする?」
太宰「会わせてあげたら?社長に」
ハル(確かに!そこの扉の後ろにいるみたいだし)
国木田「殺そうとするに決まっているだろう!そんなところにむざむざと社長を出せるか!出張中で良かった」
ハル(だから声が大きいって・・・・・・)









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