まだ寒い東北の地に降りたった。
地元である宮城だ。
高校卒業後、地元を離れひとり東京の大学に通っていた私は、教員免許を取り、地元に帰って教壇に立つことを決め、今に至る。
久々に吸い込む地元の空気。
帰ってきたって感じがする…。
あまり実家にも帰ってなかったから本当に久しぶり。
重いスーツケースを引きずり、今日のところは駅から近い実家に泊まらせてもらう。
明日は引越しの荷物が一人暮らしする予定のアパートに届くから、新学期が始まるまではなにかと忙しくなりそう。
私は家のリビングに入った。
コタツに入ると何かが足に当たった。
コタツ布団をめくると、実家で飼っている猫のおこげが居た。
おこげを抱き上げて思いきし猫吸いした。
母がコーヒーとケーキを出してくれた。
久しぶりに家族でのんびり過ごす時間…
幸せだぁ…
その後、リビングでおこげとゴロゴロしてのんびり過ごした。
新学期始まるまではゆっくりできる。
はぁ、やっぱり実家が1番落ち着くーーー。
夕方になり、傾いた日が窓から差す。
私はコタツから抜け出して、出かける準備をする。
行先は駅前の居酒屋。
沙耶香は小学生の時からの友達。
高校で離れてしまったけどそれでもたまに連絡を取りあって遊ぶ仲だった。
私が東京の大学に進学したときも旅行で遊びに来てくれたりしていた。
久々に会えるのが楽しみ!
私は身支度をし出かけた。
歩いて駅前まで行き、集合場所の居酒屋の前に来た。
私たちは久々の再会を喜びハグをした。
私たちは店の中に入った。
とりあえず2人ともビールといくつか逸品料理を頼んだ。
私たちはグビグビとビールを飲んだ。
最高だーーー!!
沙耶香はシングルマザーで小さな子どもが2人いる。高校卒業と同時に結婚したが、早々に離婚。
仕事を頑張りながら2人の子どもを育てている。
沙耶香はニカッと笑った。
私もつられて笑顔になった。
いろんな思い出話しに花が咲き、お酒が進む進む。
私はバッグから煙草を取り出し、火をつけひと吸いしてふーーっと天井に向かって煙を吐いた。
沙耶香に1本渡し火をつけてあげた。
2人でキャッキャと話していたら、突然男の人に声をかけられた。
へ…??
私と沙耶香は2人して名前を呼ばれて見上げると…
そこに居たのはたまたま同じ居酒屋で飲んだいた烏養繋心だった。
中学までの同級生だ。
そして、私たちは烏養と連絡先を交換した。
てか、烏養に会うのマジで中学卒業以来な気がする。
背も伸びてるしまぁまぁ男前には成長した感がある。
去り際に香る烏養の煙草の匂い。
なんか変なくすぐったい気持ちになった。
沙耶香の背中を見送ったあと、私も家に向かって歩き出した。
予期せぬ再会もあったし、今日はなんだかいい日だ!
地元最高!!













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。