竃門炭治郎 side
俺が煉獄さんと話してしばらく経ったとき、柱の方から大粒の涙を流した少女が煉獄さんに駆け寄った。
対服を着ている事から見ると、どうやら鬼殺隊の人なのだろう。
涙を流しながらごめんなさい、とつぶやく翠院と呼ばれた少女に、煉獄さんが優しく背中を撫でた。
かなり昔からの知り合いなのだろうか、とても仲が良く見えた。
煉獄さんが俺達に少し視線を向けたため、俺達は一度柱の方へ行くことにした。
一番近くにいた隠の人に聞くところによれば、煉獄さんは翠院さんを1番気にかけていたらしい。
隠がはぁ、と溜息をついた。
どうやら彼女は、見た目とは逆に問題児なようだった。
隠の困ったような顔に、俺は思考を巡らせた。
悪い噂...不良などとつるんでいるのだろうか?
だが、事実は俺が思ったことよりさらにひどいことだった。
聞いた時、うまく言葉が出せなかった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。